皆さん【銀河英雄伝説】という名作SF小説を知っていますか?
この作品は漫画家の中にも多くのファンがいるようで、
オノ・ナツメ先生や中村光先生が作品のファンであることを公言されています。
そんなコアなファンの多い名作SF小説が、
元「週刊少年ジャンプ」連載作家
により漫画化されているんです。
その漫画家というのが、
【封神演義】の藤崎竜先生なのです。
今回はそんな藤崎竜先生を紹介します。
【封神演義】も2018年1月から新たにTVアニメ化が決定しているため、
今後の藤崎竜先生の活躍が期待されていのですが、
どうにも気になることを発見しました。
藤崎竜先生をネットで調べると、
「イケメン」というキーワードがよく目につきます。
そこで藤崎竜先生の気になる、
顔や結婚されているのかを調べてみました。
あと藤崎竜先生といったら、
どこか幻想的でありながら奇抜でポップに描かれるキャラクター達のデザインが、
非常に特徴的です。
そんな唯一無二ともいえる画風はどのようにして培われたのかも、
気になるところですよね?
画力の高さから天才と称されることも多い藤崎竜先生について、
一緒にチェックしてみましょう♪
(主な内容)
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藤崎竜 プロフィール
藤崎竜 プロフィール | |
ペンネーム | 藤崎竜 (ふじさきりゅう) |
本名 | ― |
生年月日 | 1971年3月10日 |
血液型 | A型 |
身長 | 173cm |
学歴 | 工学系専門学校を卒業 (システムエンジニアを目指していた経緯から情報処理関係を専攻していたと思われる) |
出身 | 青森県むつ市 (旧下北郡川内町) |
デビュー作 | WORLDS (1991年「週刊少年ジャンプ増刊 Winter Special」) |
主な作品 | ≪連載作品≫
≪読み切り作品≫
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受賞歴 | 【ハメルンの笛吹き】
【WORLDS】
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※2017年11月現在
筆者がまず最初に気になっていたのが、
「イケメン」というキーワードです。
藤崎竜先生のお顔は今まで見たことがなかったので探してみましたが、
残念ながら画像はありませんでした。
どうやら「人前に生身でさらすのは最も苦手」という理由から、
顔出しはしないようにしているようですね。
では、なぜ「イケメン」というキーワードがよく出てくるのかというと、
作品に登場する男性キャラに魅力的なイケメンが多いからだと思われます。
出典:【銀河英雄伝説】1巻、3巻
いかがでしょうか?このイケメンたちの数々。
ジャニーズにも負けないくらいの輝きっぷりです^^
やっぱりいつみてもスゴイ画力なだけに驚かされます。
そんな藤崎竜先生は萩原一至先生や桂正和先生が大好きだそうです。
そして大のゲーム好きにして、
教育テレビを見るのが趣味なんだとか?
それから哲学書や文学作品をよく読むようで、
思索家な一面があるようです。
また物事をいろいろと考え込んでしまうので、
それを止めるための手段として喫煙しているんだそうです^^;
藤崎竜先生の好きなものや趣味だけを聞いたら、
筆者が勝手に思ったイメージですが・・・
なんだかポップな北方健三って感じですね!
このようにいろいろな趣味をお持ちの藤崎竜先生ですが、
女性関係の方はどうなんでしょうか?
結婚されているのか気になりますよね?
藤崎竜は結婚しているの?
筆者も結婚については気になったので調べてみたのですが、
残念ながら結婚についての情報は一切公表されていませんでした。
おそらく藤崎竜先生自身が、
プライベートと仕事を完全に分けるタイプのようなので、
たとえ結婚されていたとしても公表することはないと思われます。
そっとしておいてあげたほうが良さそうです。
ちなみに藤崎竜先生は食べ物の好き嫌いが激しいらしく、
野菜・果物と牛乳が大好きで、
肉・魚・キノコは苦手だそうです。
以上のことから、
料理は食材が限られるため毎回工夫が必要になるので、
奥さんはちょっと大変かもしれませんね・・・w
藤崎竜は高い画力を持つ天才
藤崎竜先生といったら、
高い画力がよく話題にあがりますが、
藤崎竜先生の画風の特徴といったら、
まず少女漫画に近い大きな目が特徴的です。
そして何よりもこれぞ藤崎竜ともいえるのが、
カラーイラストの際にみられる、
幻想的な印象を与える淡い色使いではないでしょうか。
この淡い色使いながらも力強さと、
女性キャラクターの艶めかしい感じは、
藤崎竜先生の好きな萩原一至先生の影響がところどころに見受けられます。
【屍鬼】では作中全体に流れる不穏で不気味な雰囲気を、
見事に表現していますし、
屍鬼 1【電子書籍】[ 小野不由美 ]
【銀河英雄伝説】では煌びやかさと、
そのキャラクターが持つ哀愁や暗い感情などを、
影を上手く使って表現しています。
作品によって少しずつ絵柄も変わっていて、
2017年現在連載中の【銀河英雄伝説】は目を小さめにして、
より現実的で大人っぽい絵柄に変化しています。
作品によって絵柄を変えるのは漫画家なら当然ですが、
衰えることなく年を重ねるごとに画力が上がっている藤崎竜先生、
さすがです!
藤崎竜、おススメ作品
ここからは藤崎竜先生のおススメ作品を3つ紹介していきます。
ひとつ目のおススメは【封神演義】です。
封神演義 1【電子書籍】[ 藤崎竜 ]
本作は藤崎竜先生の名を世に知らしめた代表作で、
中国では『西遊記』と並ぶほど有名な神怪小説、
『封神演義』を原作にした作品です。
漫画版の【封神演義】は原作が日本ではそれほど有名でなかったため、
藤崎竜先生の漫画版を読んでから原作を読んだ、
という人も多いのではないでしょうか?
多分に漏れず、
筆者もそのうちの一人です。
本作では仙人や導師、妖怪といった類のキャラクターが登場します。
普通の人間が暮らす人界と、
仙人や導師たちが暮らす仙界というふたつの世界を舞台に、
仙術や宝貝(パオペエ)と呼ばれる武器を使った大戦争を繰り広げるというのが、
この作品の大まかな内容です。
原作に基づいて作られている作品ですが、
ほとんど原作の設定や登場人物を使った独自の物語になっています。
もともと、
ファンタジーやSFテイストの作品を読み切りで描いてきた藤崎竜先生でしたが、
この作品以降はファンタジーな世界観で、
ハイテクな技術をを搭載した兵器を駆使して戦うといった作風を生み出しました。
特に本作では宝具(パオペイ)という特殊な能力を駆使した戦闘が、
読者を夢中にさせるたひとつの要因といえるでしょう。
しかしそれだけではありません。
本作の一番の魅力は、
個性あふれるキャラクター達が多数登場しているところにあります。
主人公の太公望はもちろん、
宝具人間の哪吒・変化が得意な天才導師の楊戩、
不気味で陰湿だけど敵としては非常に魅力的な王天君など、
他にも各キャラクターにコアなファンがいるのです。
そんなファンの一人として有名なのが、
フリーアナウンサーの松澤千晶(まつざわちあき)さんです。
松澤さんは黄天化の熱狂的なファンで、
作中で黄天化が死亡した際には、
自作イラストを遺影にして葬式をあげたという、
ちょっとイタイエピソードをTV番組で披露されています。
※ちなみにコレと同じようなことがぢゅん子先生の、
「わたしがモテてどうすんだ」にも似たエピソードがありましたw
(参考までに↓)
出典:ぢゅん子【私がモテてどうすんだ】1巻
松澤さんもこんな感じで仏壇に手を合わせていたんでしょうか^^;
それにしても、
これだけ自分が生み出したキャラクターが愛されているなんて、
藤崎竜先生も漫画家冥利に尽きると思いますね。
ちなみに筆者がこの作品で好きなキャラクターは、
ベタですが・・・
宝具人間の哪吒です。
哪吒は母体の中で人の形をつくることができない、
ただの肉の塊だったのです。
そんなある日哪吒を腹に宿す母の夢に、
太乙真人というの仙人が出てきて、
宝具「霊珠」を肉の塊の哪吒に与えるのです。
そして出産当日哪吒は肉の塊として産み落とされるのです。
出典:【封神演義】2巻
化け物が生まれたと思った哪吒の父は、
母親がこの肉の塊を見て悲しまないように切り捨てようとします。
その時肉の塊から生まれながらに宝具を身につけた子供、
哪吒が出てきたのです。
そういった出自の為、
哪吒は自らの父に愛されずに育ちます。
このような経緯から哪吒は父や、
この世に生を受けるきっかけを作ってくれた太乙真人のことを憎んでしまいます。
哪吒自身も宝貝を核とした人間だからか、
感情が乏しいまま成長します。
でも愛情をもって育ててくれた母親のことが大好きだという、
マザコンなところがかわいいんです^^
物語が進むにつれて次第に愛情や仲間の大切さを知った哪吒が、
父や太乙真人と和解していくところはグッときますよ!
そして何よりこの作品で最も衝撃を受けるのが、
物語の悪の元凶の妲己の衣装です。
出典:【封神演義】2巻
リアルタイムで読んでいた読者の中には、
妲己のけしからんハイレグ姿と、
同時期に連載していた桂正和先生が描く【I”s】のパンツを見るために、
「週刊少年ジャンプ」を購入していたという人も、
中にはいるのではないでしょうか?(笑)
2つ目のおススメは、
【銀河英雄伝説】です。
銀河英雄伝説 1【電子書籍】[ 田中芳樹 ]
原作のファンの中には、
藤崎竜先生の作画で漫画として蘇ることに、
狂喜乱舞した方もいるのではないでしょうか?
恥ずかしながら筆者もそのうちの一人です。
この作品は宇宙を舞台に、
銀河帝国と自由惑星同盟という2つの陣営で争いあう、
人々の人間模様を描いた作品です。
特に両陣営ともに2人の天才が登場することで、
150年間膠着状態にあった戦争が激化することになるのです。
その2人というのが、
皇帝と貴族が支配する銀河帝国側で、
「常勝の天才」と呼ばれるラインハルトと、
帝国から脱出した人々が建国した自由惑星同盟で、
「不敗の魔術師」と呼ばれるヤンです。
とにかくこの2人がカッコよすぎるんです!
というよりも、
この作品出てくる軍人がどれもイケメン揃いで、
まさにイケメンパラダイス状態。
藤崎竜先生と検索したらイケメンが候補として出てくるのは、
おそらくですが、
本作に出てくるキャラクターがイケメン揃いなためだと思われます。
それにしても本作の魅力といったら、
腐敗した貴族制度を憎むラインハルトが野心を剥き出しにして、
権力を得るために出世していく姿と、
それを陰から支えるキルヒアイスの絆。
そして生活力はなく軍に対する嫌悪感を持つ戦争嫌いのヤンと、
ヤンに拾われたユリアンの親子とはまた違った、
師弟関係に近い絆を見せることこそが、
本作の魅力といえます。
ラインハルトとヤン二人とも正反対の性格でも、
軍師としての才能や先を見通す力を持つカリスマ性などが、
それぞれまた違うパターンで描かれているので、
そこもまた読者を夢中にさせる要素といえます。
ギラついて華のあるラインハルトと、
ラインハルトに心酔して、
彼と彼の姉の為に命を懸け忠義を尽くすキルヒアイス。
生活力がなくだらしないが決めるところはしっかりと決めるヤン、
そんなだらしないヤンを支えながらも、
彼の背中を近くに観て少しずつ成長するユリアン。
本作を読めばこれらのメインの4人の誰かに必ず惹かれることでしょう。
さぁあなたも、
この4人の雄姿をその目に焼き付けませんか^^?
3つ目のおススメ作品は、
【かくりよものがたり】です。
かくりよものがたり 1【電子書籍】[ 藤崎竜 ]
本作は古事記に登場する神々や歴史上の人物の霊などが登場する、
生と死をテーマにした作品です。
この作品はサルタヒコという少年が、
アメという少女を機械の体になっても守り抜こうとする物語です。
ほんとに大雑把ですが・・・どうでしょうか?
この説明だけでも、
なんだか興味が湧いてきませんか?
本作からは活動の場を少年誌から青年誌に移したことで、
作中で残酷描写が若干ハードになっているので、
その点だけは少し注意が必要です。
この作品の魅力はというと、
なんといっても過酷な運命を受け入れて、
まるで女神ような母性とやさしさを持つアメを守るために、
体を犠牲にしてでも彼女の為に尽くすサルタヒコの強い意志にあります。
若干乱暴で生意気にも思えるその口調も、
アメを守るために強くなろうと自分を鼓舞するために使ってると思えば、
なんだか意地らしくも思えてきます。
何よりも人のために命を投げ出す自己犠牲の精神なんて、
まさにヒーローの鏡ですよ!
とはいっても、
サルタヒコはヒーローっぽくはないですが・・・。
それでも彼の奮闘する姿を見ていると胸が熱くなります!
上記の2作品ほどの衝撃はないかもしれませんが、
本作もまぎれもなく自信を持っておススメできる作品です。
以上3作品を紹介しましたがそれ以外にも、
どこまでも素直な頑張り屋の少年シオの奮闘と、
黒い血を持つ人間の謎を描いた【Wāqwāq】や、
WaqWaqーワークワークー 1【電子書籍】[ 藤崎竜 ]
そして同名のホラー小説を原作にした【屍鬼】も、
是非見てほしい作品です。
【屍鬼】は藤崎竜先生の高い画力と、
作中に流れる不気味な雰囲気が相まってものすごく怖いので、
ホラーやゾンビものが苦手な人はスルーした方がいいですね☆
長くなってしまいましたが、
いかがでしょうか?
紹介した作品の中で、
「これは!」というものは見つかりましたか?
どの作品も藤崎竜先生のオリジナリティあふれる、
高い画力で描かれる不思議な世界観と先端科学技術のミックス感が、
クセになる仕上がりになっています。
そして作中で発揮されるブラックなネタや、
どの作品にも登場する頭がキレる策士なキャラクターの動向にこそ、
藤崎竜先生作品だけが持っている独特のワクワク感があります。
こればかりは一度藤崎竜先生の作品を読まないと味わえないので、
読んで体感することをおススメします。
2018年1月からアニメ化される【封神演義】にも期待が集まっているので、
ますます活躍が期待される藤崎竜先生をこれからも応援していこうと思います。
フジリューがイケメンと言われているのは、写真が出たことがあるからですよ。