藤田和日郎先生は少年漫画の第一人者で、
「マンガの鬼」とも呼ばれています。
そして藤田和日郎先生の漫画はというと、
とても細かくてこだわりのある描き方で、
多くのファンを魅了されています。
また藤田和日郎先生の漫画は大ヒット作品がいくつもあり、
アニメ化や舞台化されています。
2018年10月には、
1997~2006年に少年サンデーにて連載し、
コミックス累計1500万部を突破した大ヒットの、
【からくりサーカス】もアニメ化が決まりました。
今から放映がとても楽しみです☆
そんな藤田和日郎先生ですが、
顔や年齢などのプロフィールは?
結婚しているのアシスタントは?・・・など、
藤田和日郎先生のおススメ作品3選と一緒に、
チェックしてみましょう♪
(内容)
|
藤田和日郎 プロフィール
(youtubeより引用・加工)
藤田和日郎 プロフィール | |
ペンネーム | 藤田和日郎 (ふじた かずひろ) |
本名 | 藤田和宏 |
生年月日 | 1964年5月24日 |
血液型 | A型 |
学歴 |
|
出身 | 北海道旭川市 |
デビュー作 | 連絡船奇譚 (1988 「週刊少年サンデー」) |
主な作品 |
|
師匠 | あさりよしとお |
元アシスタント |
|
授賞歴 | 【連絡船奇譚】
【うしおととら】
|
※2018年8月現在
藤田和日郎先生は現在(2018年)54歳です。
NHKのEテレで放送された、
【YAWARA!】や【20世紀少年】の漫画家・浦沢直樹先生の番組、
「浦沢直樹の漫勉」では、
藤田和日郎先生の執筆の現場が密着されていましたが、
そこで藤田和日郎先生は、
【黒博物館ゴースト アンド レディ】で下書きをほどんとしないまま、
ペンを入れて何度も何度もホワイト(修正液)を入れることで、
線を彫りだすように描いていく方法を番組で披露されており、
それを見た浦沢直樹先生は驚愕したとか。
(YouTube・「浦沢直樹の漫勉」より)
藤田和日郎先生は、
細やかでこだわりの強い先生のかなと思います。
さて藤田和日郎先生が漫画家を目指したきっかけは?
ということですが、
高橋留美子先生のホラー短編
【闇をかけるまなざし】【笑う標的】を読んだことだったそうです!
※藤田和日郎先生が影響を受けた高橋留美子先生の作品は、
コチラに収録されています♪
↓↓↓
また影響を受けた漫画家にも高橋留美子先生をあげていて、
サンデーの入社理由も、
大好きな高橋留美子先生がいるから。
初めて高橋留美子先生と会った時、
高橋作品への思いを語り過ぎたために一言も喋らせなかったと思う、
といったエピソードを、
のちのインタビューで語っていることから、
藤田和日郎先生本当に、
高橋留美子先生を尊敬し大好きなんでしょうね。
■関連記事■※藤田和日郎先生が尊敬する漫画家! |
そんな藤田和日郎先生ですが、
ご結婚されているのか?
家族のことがちょっと気になります☆
藤田和日郎 結婚して妻はいるの?
藤田和日郎先生の結婚について調べてみると
Twitterに奥様やお子さんの話が書かれていたので、
奥様とお子さんがいますね。
そしてお子さんに(小)と書かれていたので、
何人かお子さんがいるのではないかと思われます。
藤田和日郎とアシスタントについて
ところで藤田和日郎先生は、
元アシスタントさんに漫画【烈火の炎】の安西信行先生や、
【金色のガッシュ】の雷句誠先生、
【花もて語れ】の片山ユキヲ先生がいます。
藤田和日郎先生はアシスタントさんに、
「ここに来たら、全員マンガ家になって出てってよ」
と言っていたそうです。
実際に藤田和日郎先生の元から、
独立・デビューした漫画家を多数輩出されています。
その中で藤田和日郎先生は、
2011年に元チーフアシスタント(2代目)の、
片山ユキヲ先生について語られていますが、
片山ユキヲ先生は【うしおととら】時代からのスタッフで
「すっとこどっこいのヤツなんだけど・・・」と、
こんなことは藤田和日郎先生しか言えないことですよね(笑)
片山ユキヲ先生の代表作のひとつ、
【花もて語れ】が朗読をテーマにした漫画があるのですが、
花もて語れ(1)【電子書籍】[ 東百道 ]
片山ユキヲ先生がそういう漫画を描くとは、
藤田和日郎先生は思っていなかったようです。
どうやら片山ユキオ先生は、
ギャグ漫画を書きたいヒトだったとのこと。
藤田和日郎先生は自分の前でたばかっていたのか?
なんて思ったようで、
全然わからなかったとのことでした。
でも人はビックリするくらいの内面の力が秘めているんだなと思う、
ということも語っていて、
藤田和日郎先生は、
自分のところから育った先生方のことを、
誰よりも一番に応援しているのでしょうね。
そんなアシスタント思いの藤田和日郎先生ですが、
サイン会へ行ったファンの方の情報によると
一緒に写真を撮ったりイラストを書いてもらったり会話をしたりと、
とても優しい先生で大変喜ばれています。
2018年8月現在、藤田和日郎先生は
「週間サンデー」にて【双亡亭壊すべし】を連載中です♪
双亡亭壊すべし 1 (少年サンデーコミックス) [ 藤田 和日郎 ]
「双亡亭」という謎の幽霊屋敷を巡って展開される作品で、
リチャード・マシスンの小説【地獄の家(英語版)】や、
スタニスワフ・レムの小説【ソラリスの陽のもとに】といった作品に、
部分的な影響を受けているそうです。
それでは藤田和日郎先生の漫画を3つの作品を紹介します♪
藤田和日郎のおススメ作品3選!
藤田和日郎先生の漫画はキャラクターが個性的で、
ストーリーも惹きつけられる内容です。
それにファンタジーの要素もあるので、
藤田ワールドにどんどん取り込まれていきます。
また全体的に黒が多いように思うものの、
でもそれが先生の漫画の良さでもあるので、
ストーリーにドキドキ感をプラスしてくれる、
「演出」のような気がします。
【黒博物館ゴースト アンド レディ】
黒博物館 ゴースト アンド レディ(1-2巻 全巻) 全巻セット
【黒博物館ゴースト アンド レディ】は、
「このマンガがすごい!2016」のオトコ編で第3位になっている、
【黒博物館スプリンガルド】の続編です。
【黒博物館ゴースト アンド レディ】はとても細かい絵なのですが、
話の内容がとても面白いので、
読み進めていくたびに引きこまれていきます。
ロンドン警視庁の中にある秘密の博物館「黒博物館」。
ここに見学に来た老人ホール閣下を女性の学芸員が案内します。
黒博物館には1856年に、
幽霊が劇場の座席に残した弾丸と弾丸が正面からぶつかったと言われている、
「〈灰色の服の男〉のかち合い弾」があり、
ホール閣下に見せます。
王立劇場には、
〈灰色の服の男〉と呼ばれる幽霊が昼間の興行によく現れており、
それはただ芝居を見て消えるだけなのですが、
公演は大ヒット間違いなしと劇場の面々が大喜びになっていたと、
学芸員は話します。
学芸員が「〈灰色の服の男〉のかち合い弾」の話をすると、
ホール閣下は戦場でのものであると話ます。
学芸員が由来を聞こうとしてホール閣下を椅子に座らせると、
ホール閣下の中から〈灰色の服の男〉と名乗る幽霊が現れて話を始めます。
〈灰色の服の男〉は何を話すのか、
そして学芸員はどうなるのか?
藤田和日郎先生ワールドを楽しみながら読んでもらいたいです。
からくりサーカスは鳴海・勝・しろがね3人が中心に話が進んでいます。
鳴海は人を笑わさないと死んでしまうという病気という設定なのですが
漫画だからそこのところはつっこまず・・・^^;
勝が誰に狙われているのか?
マリオネットがどうやって動いているのか?
楽しみながら読める漫画です。
そしてストーリー展開が速いのも、
【からくりサーカス】の魅力です。
加藤鳴海はでっかいスーツケースを持った子供・才賀勝に、
「サーカスに連れて行ってくれ」と言われます。
でも鳴海は人を笑わさなくては死んでしまう病気なので、
無視をしてしまいます。
ぬいぐるみを着てサーカスのビラを配って人を笑わそうとしますが、
まったく笑ってもらえないことで呼吸困難になりますが、
そこで勝が笑ってくれます。
笑っている勝に恩義を感じ話をしようとしますが、
勝が3人の黒い男に誘拐されそうになっているのを見かけ、
助けて電車に乗って逃げます。
勝は大会社「サイガ」の息子で、
父親が事故で死に、
祖父が残したスーツケースを持って逃げろ、
しろがねがおまえを守ってくれる、
いつでも一番近い所のサーカスにいるからという言葉を思い出して、
サーカスに行こうとします。
電車に3人の黒い男がまた現れ勝を狙い襲ってきますが、
電車がサーカスに着いたところで全身が水玉の女性・しろがねが現れます。
そしてしろがねは人形「あるるかん」を操って勝を守ろうとしますがー
勝はこれからどうなるのか?
鳴海の運命は?
ドキドキハラハラが止まりません!
【うしおととら】
うしおととら(1) (少年サンデーコミックス)
【からくりサーカス】を読んで藤田和日郎先生のファンになった方は、
おそらく【うしおととら】は読んでいるのではないでしょうか。
【うしおととら】は少年うしおと妖怪のとらの話なのですが、
とらはずっとうしおを心の中でいつか食ってやると思っています。
でもうしおはとらを封印する槍を持っているので逆らうことができません。
とらの毒舌とよからぬことを考えている表情がとても面白いです。
また話が進んでいくと、
うしおととらの間で友情(?)が芽生えていくので、
二人の心境の変化も微笑ましいです。
蒼月潮は毎日父親の妖怪話を聞かされています。
父親からありがたい槍があると聞いていますが、
一度も見たことがありません。
潮の家は古いお寺で、
蔵に檀家からの寄贈品やお祓いを頼まれたものがいっぱいあります。
潮は蔵の本の虫干しをするため蔵の中に入りますが、
大きな扉を見つけ開きます。
そこには槍が刺さった妖怪がいました。
それが「とら」です。
とらは槍を取ったらお前を食うと言い、
潮は怒って蔵を出ます。
二人の女の子が寺に来ますが、
まわりが黒い虫の妖怪が動き回っています。
しかしそれは女の子には見えず、
潮だけが見えます。
とらは自分なら退治ができると言い、
潮は槍を抜きます。
とらは自由になりますが、
潮は槍を持ったまま。
潮の髪が長く伸び、
潮はそのままとらを追っかけます。
潮はどうなるのか?潮ととらの活躍が楽しみです♪
藤田和日郎先生の3作品のあらすじを紹介しましたが、
藤田和日郎先生は「天才」と言われるだけあって、
とても面白い作品ばかりですね^^
これからの作品も楽しみにしつつ、
応援していきたいと思います。