2017年に話題になった書籍といったら、
皆さん何だかわかりますか?
ヒントはジブリの宮崎駿監督が復帰を表明した長編アニメ作品の原作といえば?
気付いた人も多いのではないでしょうか。
吉野源三郎さんの原作小説を漫画化した、
【漫画 君たちはどう生きるか】です。
今回はそんな話題作を漫画化した、
羽賀翔一先生を紹介します。
今話題の羽賀翔一先生ですが、
2018年2月1日放送のゴロウデラックスという番組に出演されるようです。
しかし羽賀翔一先生といっても、
はっきり言って知らない人の方が多いのではないでしょうか?
かくいう筆者も、
【漫画 君たちはどう生きるか】が話題にならなければ、
一生知ることはなかった漫画家のひとり、
だったかもしれません。
口コミで人気が広がってミリオンセラーとなった作品を描いた、
羽賀翔一先生の年齢や出身プロフィール、
そしてほかにどんな作品を発表しているのかを調べてみたので、
一緒にチェックしてみましょう♪
(主な内容)
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羽賀翔一 プロフィール
(番組予告動画より引用・加工)
羽賀翔一 プロフィール | |
ペンネーム | 羽賀翔一 (はがしょういち) |
本名 | 羽賀翔一 (はがしょういち) |
生年月日 | ― |
血液型 | ― |
身長 | ― |
学歴 | (大卒)※大学名は不明 |
出身 | 茨城県 |
デビュー作 | ケシゴムライフ (2001年「モーニング」) |
主な作品 | ≪出版作品≫
≪WEB発表作品≫
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受賞歴 | 【インチキ君】
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※2018年1月現在
2017年に口コミで話題になりミリオンセラーを突破した、
【君たちはどう生きるか】。
この作品のヒットでその名が知れ渡った羽賀翔一先生ですが、
実は漫画家になるのきっかけとなったのは、
就職活動でエントリーシートを描こうとしてもなかなか書けず、
自分の将来を悶々と悩んでいた時に漫画家になりたいと思い、
図書館でノートに描き上げたことが、
どうやら漫画家になるきっかけになったようです。
そのノートに描いた作品というのが【インチキ君】という作品で、
初めて出版社に寄稿しすることになります。
すると【インチキ君】は漫画賞をふたつ受賞することになるのです。
そして賞を受賞したことで、
講談社の佐渡島さんという編集者の目にとまり、
講談社を退職した佐渡島さんと2人3脚で、
漫画家として成長していくことになるのです。
筆者も羽賀翔一先生の作品を読んでみましたが、
お世辞にも画力が高いとは思えませんでした・・・
(ごめんなさい)
しかし羽賀翔一先生の画や作品には、
なんとも言えない味があります。
画からにじみでる誠実さや雰囲気が独特なのです。
それに羽賀翔一先生の描く作品はどれも、
高い画力で魅せるのではなく、
登場キャラクターの心理描写や、
キャラクター同士の嗜好に共感する作品が多いのも特徴的です。
WEBで発表されている【今日のコルク】では、
佐渡島さんが立ち上げたという、
クリエイターのエージェント会社である、
「コルク」という会社に、
羽賀翔一先生はなんと!ディスクを置いて、
漫画を描いているそうで、
その いつも毎日通っている社内で起きた、
他愛もない出来事を描いているわけですが、
その一つ一つが「あるなー」と感じたり、
少し哀愁を感じさせるオチに繋がっていたりと、
何気に笑える作品に仕上がっていて、
羽賀翔一先生の観察眼の鋭さを垣間見ることができます!
今日のコルク (1)〜新人マンガ家のスケッチブック〜【電子書籍】[ 羽賀翔一 ]
しかしながら【君たちはどう生きるか】が話題になったことで、
今まで発表した作品の傾向などから、
「文化人気どり」などと思われることもあるでしょう。
正直いうと筆者も【今日のコルク】を読むまでは、
若干「文化人気どりの頭の固い人」だと思ってしまいましたが、
素朴で身近な人だと感じることができました。
羽賀翔一先生の描く作品はエンターテインメントとしては、
面白みに欠けるかもしれませんが、
人間味のある職業漫画やドキュメンタリ―作品のように捉えたら、
非常に読み応えのある作品だといえるでしょう。
羽賀翔一、年齢や結婚について
ところで一躍時の人となった羽賀翔一先生ですが、
一体何歳なのでしょうか?
調べてみましたが公開されていないようなので、
確かな年齢はわかりませんが、
ブログやtwitterを見てみる限りでは、
30代前半とみて間違いなさそうです。
(※2016年10月の時点で「今年30歳」という記載あり)
またミリオンセラーの作家になったことで、
結婚されているのか気になりますよね?
調べてみましたが、
こちらもわからなかったので憶測になりますが、
結婚はされていない気がします。
なぜそう思ったのかと言いますと、
ミリオンセラー作家になったとはいえ、
過去の発表作品の売れ行きなどを見てもわかる通り、
売れっ子という訳でもないため、
まだ独身の可能性が高のではないかと思うのですが・・・?
また何かわかり次第、
追記したいと思います。
羽賀翔一、おススメの作品
羽賀翔一先生のおススメ作品といったら、
とにかく!【君たちはどう生きるか】でしょう。
君たちはどう生きるか 漫画版 / 羽賀翔一 【本】
本作は吉野源三郎さんが書いた同名小説を漫画化した作品です。
漫画にすることで、
読みやすく、
より多くの人が手に取りやすいように仕上がっていますよね。
大まかにあらすじを紹介すると、
コペル君という愛称の少年が学校であった出来事を叔父さんに話して、
その話を聞いた叔父さんがコペル君にあてて書いたノートを読んで、
コペル君が自分で考え自らの自我を形成していくといった物語になっています。
学校で起きる出来事などは、
「貧富の差」や「いじめ」、
「人との付き合い方」など様々な問題を孕んでいるのですが、
そういった問題に哲学のようにノートに綴っているため、
若干教科書のように理屈っぽく感じる人もいるでしょう。
そのため、若干好き嫌いが分かれるかもしれません。
好き嫌いに関わらず、
「自分の生き方」や「ものの見方」を見直すきっかけにはなるので、
一度は読んでみることをおススメします。
他にもおススメの作品として、
【昼間のパパは光ってる】があります。
昼間のパパは光ってる【電子書籍】[ 羽賀翔一 ]
筆者は個人的には、
【君たちはどう生きるか】よりも本作の方がグッときました。
本作は雑誌掲載時は「ダムの日」というタイトルで発表されていて、
土木業界で働く男性を描いた作品です。
この作品では、
社会人なら誰でも感じたことがあるであろう、
「自分の仕事に疑問を抱く」、
「自分の仕事がくだらないものに思える」という悩みを持つ人を描いています。
そんな悩みを持つ読者に響くエピソードが、
本作には描かれています。
仕事や人間関係で悩んでいるそこのあなた!
【昼間のパパは光ってる】を手に取ってみませんか?
翌日から仕事が楽しめるようになるかもしれませんよ^^
長くなりましたが、
話題の羽賀翔一先生とその作品について調べてみましたが、
いかがだったでしょうか?
かつては大学卒業後就職もしないで実家から講談社に通い、
その食堂で漫画を描いては佐渡島さんに原稿を見せていたという、
羽賀翔一先生。
しかもその食堂では、
【宇宙兄弟】の小山宙哉先生も新人時代に使っていたということで、
縁起がいいということで、
羽賀翔一先生も使っていたとのこと。
そしてその努力が実った結果、
徐々に漫画家として知名度を上げているわけですが、
ミリオンセラーを生み出したことで、
これからの作品で漫画家としての本当の成功の分かれ目になると思いますので、
この先も心に響く作品を描き続けてくれることを願いましょう。
羽賀翔一先生のこれからの頑張りに期待しつつも、
これから応援していきたいと思います。