TVの専門チャンネルで今でも放送されているアニメ、
【じゃりン子チエ】!
大阪を舞台にしたこの作品。
筆者は小学生の時にこの作品の原作を読んだのですが、
当時は子供にはちょっと理解できない部分があって、
イマイチ面白味が分からなかったこの作品(すみません)・・・
しかし!それから10年近く経って改めて読み返すと、
なんとも面白い作品で、
ハマった筆者は古本屋で大人買いしたという、
そんな思い出がある漫画です♪
そしてこの作品をアニメで見ると、
なんとも登場人物の声優さんがイメージとピッタリ合うし、
割と原作に忠実に作られているので、
アニメも本当に面白い!!
なので30年以上たった今でも、
アニメ【じゃりン子チエ】は楽しく見ることが出来ますね!
さてその【じゃりン子チエ】を見ていつも思うのは、
作者のはるき悦巳先生ってどんな方で、
そして今でも作品を描いているのだろうか?
アニメを見るたびにそう思っている今日この頃なので、
現在の活動の様子やプロフィールも合わせて、
チェックしてみましょう♪
(主な内容)
|
はるき悦巳、プロフィール
はるき悦巳 プロフィール | |
ペンネーム | はるき悦巳 |
本名 | ― |
生年月日 | 1947年5月28日 |
血液型 | ― |
学歴 |
|
出身 | 大阪市西成区西萩町 |
デビュー作 | 政・トラぶっとん音頭 (「平凡パンチOh!」) ※1977年:第1回平凡劇画賞 佳作 |
主な作品 |
|
元アシスタント |
|
受賞歴 |
|
備考 |
|
※2019年9月現在
はるき悦巳先生の本名は「恥ずかしいから」と言う理由で、
非公開。
なのでPNが本名から由来しているのかどうか?
というのは分かりませんでした。
また気になるお顔についても残念ながら、
画像などは見当たりませんでしたが、
調べたところによると、
なんと!「徹子の部屋」に出演したことがある、
という話があるので、
顔出しNGだったわけでもなさそうですが・・・
なんせ出演時期が1980年代前半だったことから、
当時の映像とかはネット上では見当たりませんでした。
ちなみにはるき悦巳先生は、
【じゃりン子チエ】に出てくるチエちゃんの同級生・小林マサルは、
先生がモデルという話がありますが、
一番左端が小林マサル。ちなみに右端・マサルの腰ぎんちゃくタカシは先生の元アシスタントがモデルらしい!?
はるき悦巳先生が嫌味っぽい優等生だなんて、
なんとなく意外な感じがしますよね♪
はるき悦巳、妻はいるの?
さてはるき悦巳先生には大学の同級生だったという妻がいて、
また1980年には長男が誕生しているそうですが、
子供が生まれた時はちょうど、
【じゃりン子チエ】の大人気で忙しかった時期だったらしく、
気付いたら子供が家にいた状況だったとか^^;
そんなはるき悦巳先生。
1年半ほどマネキン屋に勤めたという話があるのですが、
それは結婚するのに体裁が悪いからという理由で、
この時は定職に就いたらしく、
働くのが苦手だというはるき悦巳先生は、
このマネキン屋を1年半ほどで辞めてしまい、
漫画家になる前はバイトで食いつないでいたとか。
まあ奥さんも働いていたそうなので、
はるき悦巳先生がバイト生活でもなんとかやっていけたんでしょうね。
そんなはるき悦巳先生が漫画家になったのが、
31歳の時。
30歳前後くらいから描いた漫画を出版社に持ち込むようになった、
ということなので、
漫画家としてのデビューは遅い方だったのではないでしょうか。
しかも漫画を描いて持ち込むようになった理由が、
お金がなかったから・・・ということだったようで、
描いた作品が佳作に入選した時は、
「これで生き延びられる」と思ったとか。
家にいながら絵を描いてお金になるという「漫画家」は、
はるき悦巳先生にとってもピッタリな仕事だったんでしょうね。
とはいえ漫画を描いて持ち込んでも、
みんながみんな収入を得ることができるわけではないので、
はるき悦巳先生は美術大出身ということもあって、
絵の才能はもちろん漫画家としての素質が十分あったから出来た、
と言えるでしょう^^
それはそうと奥様は大学の同級生という話でしたが、
ということは・・・夫婦そろって美術大出身!
はるき悦巳先生は漫画執筆は基本ひとりでやりたいという考えのようですが、
忙しい時は奥様がアシスタントの代わりに手伝っていたそうです。
ですがお2人に子供が出来ると子育てで奥様が手伝えなくなったことで、
この時にようやく、
はるき悦巳先生はアシスタントの募集をすることになったのだとか。
はるき悦巳、今の活動は?
ところではるき悦巳先生って現在、
どんな作品を描いているのでしょうか?
調べたところ漫画の掲載情報については、
WEB上で【帰って来たどらン猫】シリーズを2015年まで連載した後は、
新作情報については見当たりませんでした。
しかし2017年。
「Calmera」というジャズバンドののレコードジャケットを、
はるき悦巳先生が手掛けたという話があります。
Calmera=カルメラというだけあって、
「カルメラ」の兄をメインに描いたこのジャケット、
とってもいいですね^^
はるき悦巳先生は現在72歳ということなので、
今は漫画執筆はされず、
ユックリ過ごされているのかもしれません。
そもそも【じゃりン子チエ】が終了した理由というのが、
「母親の介護」ということだったらしいのですが、
その後母親が亡くなり、落ち込んでしまったが、『漫画アクション』の担当編集者の励みもあり、本人が「もう人間は描きとうない。猫を主人公とするのなら描いてもええわ…」という条件で、『じゃりン子チエ』に登場した小鉄とアントニオJr.を主人公とした『帰って来たどらン猫シリーズ』を現在にいたるまで、気ままに描いている
(出典:日本通信百科事典 ※『帰って来たどらン猫シリーズ』と『力道山がやって来た – はるき悦巳短編全集』のあとがきより)
そっか・・・だから近年は、
小鉄&ジュニアシリーズの作品しか目にしたことなかったんですね。
出来たら【じゃりン子チエ】のその後とか、
見てみたい気がしますけどね。
はるき悦巳の作品
最後に。
はるき悦巳先生の作品について見てみたいと思います。
まずははるき悦巳先生といえばこれでしょう♪
【じゃりン子チエ】
じゃりン子チエ【新訂版】 : 1 (アクションコミックス)
お〜!筆者も持ってましたよ♪
この表紙の本!!
懐かしい!!
冒頭から主人公チエちゃんの父親・テツが、
おじいさんに嘘をついて金をせびるところから始まるこの作品。
大阪を舞台に、
仕事もせずいつもプラプラしているダメ親父・テツと、
そのテツがやっている「ホルモン屋」の後を継いで店を切り盛りする、
小学5年生のチエちゃんを中心とした人情コメディ。
最初の頃はチエちゃんの母親のよし江さんが、
テツのせいで家出(夜逃げ)していて、
後によし江さんは家に戻るのですが、
そのよし江さんが絡むとテツがガタガタになるところが・・・
個人的には好きですね〜(笑)
あとチエちゃんの友達ヒラメちゃんの話や、
先生がモデルになっているという!?
やたらチエちゃんに絡んでくる同級生のマサル、
そしてテツの周りにいる、
元ヤクザのお好み焼き屋やカルメラ屋をやっている二人組、
テツの恩師とチエちゃんの担任の花井親子・・・
更には忘れてはいけない!
猫の小鉄とアントニオジュニア。
個性的な登場人物が繰り広げるチエちゃんとテツの日常。
漫画はもちろんアニメも、
テツ・西川のりおさんとチエちゃん・中山千夏さんの声がハマっていて、
更に面白さが増していますよね。
もうライフワークになるんじゃないかって思うくらい、
長年続いていたこの作品ですが、
先にも触れていたとおり、
母親の介護という家庭の事情があって連載が終了したのは残念なところです。
しかし先生はその後小鉄とアントニオジュニアを主人公にした、
【帰って来たどらン猫】シリーズを描いていたので、
はるき悦巳先生って猫が本当に好きなんだなって思いますね。
そしてこれら以外の先生の作品で有名なのが、
【日の出食堂の青春】
日の出食堂の青春 新装版 (アクションコミックス)
筆者はこの作品は読んだことがないのですが、
実は熊谷真実さんと太川陽介さんの主演でテレビドラマ化された作品、
なんですね。
内容はぐーたらな男4人組と、
食堂のマドンナ・ミッちゃんをめぐる話ということなので、
これは面白そうな作品です!
あとこれ以外にも、
なにわ人情コメディ【ガチャバイ 】
ガチャバイ コミック 全2巻 完結セット
短編集【力道山がやってきた】
はるき悦巳短編全集 力道山がやって来た (ビッグコミックススペシャル)
これらの作品が単行本化されていましたが、
残念ながら電子書籍などは出ていないみたいなので、
これらについては中古などで見つけて読むしか出来ないみたいです。
とにかくはるき悦巳先生の作品は、
【じゃりン子チエ】以外は電子書籍がないのが残念ですが、
この先・・・何らかの形で昔の作品が復刻することを願いつつ。
久しぶりに【じゃりン子チエ】を読んでみたいと思います。