漫画界のレジェンド・松本零士先生の妻といえば!
同じく漫画家をされている、
牧美也子先生。
夫婦そろって漫画家なんですよね♪
※漫画家夫婦のまとめ記事はコチラ 漫画家同志で結婚した夫婦のまとめ!
牧美也子先生と言えば、
レディースコミックで活躍されている、
というイメージがありますが、
元々は少女漫画を描かれていた、
とのこと!
どんな漫画を描いていたんでしょうね?
昔の作品や、
牧美也子先生のプロフィールなどもあわせて、
チェックしてみましょう♪
(主な内容)
|
牧美也子 プロフィール
(公益社団法人 日本漫画家協会HPより引用加工)
牧美也子 プロフィール | |
ペンネーム | 牧美也子 |
本名 | ― |
生年月日 | 1935年7月29日 |
血液型 | ― |
身長 | ― |
学歴 |
|
出身 | 兵庫県神戸市 |
デビュー作 | 母恋ワルツ (1957年) |
主な作品 |
・・・他多数 |
受賞歴 | 【緋紋の女】
【星座の女】
【源氏物語】
|
元アシスタント | 千之ナイフ |
牧美也子先生というと、
レディースコミックで執筆が多いことから、
大人向け漫画を描いているイメージが強いのですが、
デビューや初期の漫画は主に、
少女漫画家として活躍されていました。
牧美也子先生の実家は本の卸問屋を営んでおり、
また小さい頃から絵を描くのが好きな子供だったそうです。
しかし子供の頃は、
漫画を読んだことは殆どなかったそうで、
漫画と言えば、
手塚治虫先生の漫画を友達と回し読みしていた程度で、
どちらかというと小説を読んでいたという、
いわゆる「文学少女」だったとのこと。
言われてみると代表作の中に、
【源氏物語】があるので、
なんとなく納得してしまいますよね^^
さて牧美也子先生は、
高校を卒業すると銀行員として働いていたそうで、
先輩や同僚に恵まれ楽しく仕事をされていました。
ところが。
実家の卸問屋が人手不足で大変だったことから、
父親に懇願されて実家を手伝うようになり、
銀行を辞めることになりました。
泣く泣く仕事を辞めた牧美也子先生ですが、
この実家の手伝いをすることで、
漫画に興味を持つことになり、
初めてペンを握ったとのこと!
そして「ちょっと」の気持ちで描いた初めての原稿を、
父親の知り合いの出版社に持ち込んだ牧美也子先生は、
ここで出版社の方から漫画の描き方の見本として、
漫画の生の原稿を見せられたのですが、
それが手塚治虫先生の生の原稿だったそうなので、
牧美也子先生はいきなりスゴイ体験をされたんですね!
この原稿を見た牧美也子先生は、
気を取り直して【母恋ワルツ】という作品を描きあげ、
これがデビュー作となります。
それにしても、
実家を手伝わずずっと銀行員として働いていたら、
「漫画家・牧美也子」は生まれなかったのかもしれませんね?
思わぬところから、
人生の転機って訪れるんだなって、
つくづくそう思います。
漫画家としてデビューしたことで、
あらゆる出版社から声がかかるようになり、
漫画家として忙しくなった牧美也子先生。
その出版社というのも、
集英社や講談社、
光文社などといった、
大手出版社から声がかかってきたというのだから、
ちょっとビックリしました。
あらゆる出版社で漫画を描かれる先生って、
確かに結構いらっしゃいますが、
どちらかというと、
デビューした雑誌の出版社で主に活躍する、
と言ったケースが多いですよね?
しかし牧美也子先生の場合は、
同時期に違う出版社で漫画を描かれていたようなので、
昔はあまり出版社同士の垣根があまりなかったのかな?
なんて思いました。
さてあらゆる出版社から原稿の依頼が来るようになり、
漫画家としての仕事が忙しくなった牧美也子先生は、
母親の後押しもあって、
東京へ移り住むようになり、
ここで漫画家として腰を据えて活動されるようになりました。
牧美也子、松本零士との出会いと子供について
さて上京して本格的に漫画家として活躍するようになった、
牧美也子先生は当時、
主に少女漫画を中心に活躍されており、
なんと!着せ替え人形「リカちゃん」の、
初代・リカちゃんのイラストも手掛けていました。
言われてみると、
リカちゃんと牧美也子先生の絵柄、
イメージに合っている気がしますね^^
そんな中、
手塚治虫先生の家で当時アシスタントをしていたという、
松本零士先生と出会ったことから、
お二人はご結婚されたということのようです。
ちなみに、
松本零士先生は牧美也子先生よりも、
実は・・・年下なんですね!
これにはちょっと意外な感じがしました☆
さてそんな漫画界の巨匠であるお2人の間に、
子供はいるのでしょうか?
調べてみましたが・・・
子供についての情報は見当たりませんでした。
結婚している漫画家の女性の先生は、
自分の家庭や子供についてエッセイ漫画にされている方が多い中、
牧美也子先生にはそういった作品が見当たらないようです。
おそらく27歳くらいでご結婚をされ、
30代になった頃より、
レディースコミックを中心に活動されていることから、
イメージ的にも、
ほのぼのとしたエッセイ漫画を描くことをしなかったのかな?
なんて個人的にそう思ってしまいました。
とにかく、
子供はいるかいないかは不明ですが、
牧美也子先生と松本零士先生は、
夫婦でイベントの企画をされることもあるので、
夫婦仲は良好ということに、
間違いはないと思います^^
牧美也子、作品紹介
それでは牧美也子先生の作品を紹介したいと思います。
まずはデビュー当時に描かれていた作品で、
今でも読むことが出来そうなものはないのか?
探してみたところ、
【マキの口笛】が完全復刻版として発売されています。
マキの口笛 完全復刻版
物語の内容については、
冒頭の試し読みしかできませんでしたが、
まだ貧しかった日本に、
多くの少女に夢を与えてくれた作品となっています。
そういえば、
1960年・70年代の少女漫画って、
外国の話だったり、
日本を舞台にした話でも、
何気に生活がゴージャスだったりしますよね?
この作品も、
親子の愛などが描かれていますが、
バレエの描写などロマンティックなシーンも満載で、
当時の女の子の憧れの世界を描いています^^
作品の発表年は分かりませんでしたが、
中身を拝見したところによると、
おそらく1970年代位に描かれたものなのかな?
そんな感じの作品です。
内容については冒頭の試し読みしか出来ませんでしたが、
ふたりの女子高校生が同じ男子高校生を好きになる話から始まりますが、
ただそんなありふれた恋愛少女漫画ではなく、
ちょっと危険な恋の香りもあるような?そんな内容となっており、
試し読みをしただけでも続きがとても気になります。
コチラは牧美也子先生の短編集となっています。
表題の【赤坂物語】は、
午後4時に坂を上がってくる白いパラソルの女と、
予備校生との出会いから始まるそうですが、
このシチュエーションがなんだか意味深ですよねww
牧美也子先生のいろんな作品を読みたい人には、
こういった短編集がいいかもしれません^^
そして最後にはやはり、
この代表作でしょう!
【悪女聖書】!
悪女聖書(1)【電子書籍】[ 牧美也子 ]
この作品は女性週刊誌「女性自身」で連載されていたため、
当時学生だった筆者もなんとなく読んだことがありましたが、
実際どんな話だったのか?
実はあまり覚えていなかったんです^^;
そこで物語の概要について、
ウィキペディアで調べたのですが、
まず主人公・業子(なりこ)の出生が壮絶すぎ!
そして育ってきた環境も、
継母からのヒドイ仕打ちを受けながら育ち、
結果、
「生きるために悪女になる」と決意したとのこと。
このドロドロした内容は、
学生の時では面白さが分かりませんでしたが、
今ならきっと、
面白さが理解できるのではないかと思います!
最初から通して読んでみたいですね^^
ちなみに。
【悪女聖書】は1988年にドラマ化されていて、
その主演がなんと!
大麻で世間をお騒がせした、
高樹沙耶さんだったんですね^^;
ということはおそらくですが、
CSなどでは再放送されない可能性が高そうですね・・・
ちょっと興味があるだけに残念です☆
(関連記事※外部リンク) 高樹沙耶・益戸育江,大麻女優の今現在は石垣島で男4人と同棲!?学歴や結婚などwikiプロフィールについて |
女の子たちの憧れの世界だった、
少女漫画から、
大人の女性が楽しめる漫画を描きたいという思いから、
レディースコミックの先駆けの存在となった、
牧美也子先生。
また文学の世界や時代を生きた女性の物語を描くなどして、
多方面に渡って作品を残しています。
ちなみに最近(2017年)の牧美也子先生の活動ですが、
特に活動されている様子が見当たりませんが・・・
現在82歳ということなので、
どうか無理をされずに、
元気で頑張ってほしいと思います!
55年位前にリボンかなかよし月刊の付録で、絵の印象から牧 美也子先生の作品と思われる、うろ覚えですが、タイトルが『緋の花の島』という、和物の漫画がもう一度見たいです。恐らく刊行品としてはなさそうですが、コレクションで残っていたら…
島の若い漁師が、お姫様のために海に潜ってウツボと戦いながら、見事な真珠を採ってかんざしにして贈るシーン、お姫様が若者に逢うため、滝壺をツルに掴まって渡るシーンが印象的でした。表紙はカラー印刷で、お姫様が髪に紅いハイビスカスの花を挿していたと思います
みかん さん。
遅くなりましたがコメントありがとうございます!
「緋の花の島」・・・聞いたことない作品で、また調べてみましたが情報が見当たらないですね。
55年くらい前となると探すのが難しいとは思いますが、私も気を付けて探してみようと思います。
もし何か情報が見つかったらその時はご報告します^^
「火の花の丘」とは違うのでしょうか?