1980年代に【きまぐれオレンジ☆ロード】が大ヒットした、
漫画家のまつもと泉先生。
正直作品はこれしか知らず、
現在どうされているのかな・・・なんて考えていた矢先、
2020年10月に先生の訃報を知り、
驚いた筆者です・・・
長いこと活動をされていなかったという、
まつもと泉先生。
長く入院されていたという話ですが、
どのような病気を患っていたのでしょうか?
哀悼の意をこめて、
今回はまつもと泉先生についてまとめてみました。
まつもと泉、顔や生年月日などプロフィール
(出典:https://ure.pia.co.jp/articles/-/2515)※2012年インタビューより
ペンネーム | まつもと泉 |
---|---|
本名 | 寺嶋 一弥 |
生年月日 | 1958年10月13日 ※2020年10月6日 没 |
血液型 | A型 |
学歴 | 富山県立高岡工芸高校 →デザインの専門学校へ進学 |
出身 | 富山県高岡市 |
デビュー作 | ミルク☆レポート (1982年「フレッシュジャンプ」) |
主な作品 |
など |
受賞歴 |
|
影響を受けた漫画家 |
|
アシスタント |
|
備考 |
|
※2020年10月現在
まつもと泉先生といえば、
【きまぐれオレンジ☆ロード】を連載していた当時のジャンプの中では、
女性でも読みやすい絵柄だったという印象がありますが、
ちょうどジャンプに美少女ラブコメ路線を取り入れようと思っていた時期に、
まつもと泉先生の持ち込んだ漫画が編集者の目に止まったようですね!
そしてデビュー前は、
あのよく原稿を落としていたという江口寿史先生の穴埋めで原稿が掲載されていた、
といったエピソードがあり、
デビュー後はちば拓先生や桂正和先生らと共に、
美少女ラブコメといったこれまでジャンプには見られなかった路線で、
とにかく人気がありましたが、
確かに少年漫画と言えば当時は、
劇画っぽい・・・線の太い漫画が多かったように思いますね。
なので少女漫画ばかり読んでいた筆者にとっても、
ちば拓先生のような漫画は読みやすかったので、
同じような路線を目指していたというまつもと泉先生や桂正和先生らが、
今までにないジャンプのファン層に受け入れられたことから、
結果的に大ヒット作品へと繋がったのでしょうね^^
ちなみにまつもと泉先生。
実はデビュー前までは高校の同級生と二人で漫画を描いていたそうですが、
当初のギャラの安さに・・・漫画家を辞めてしまったのだとか。
ですがその後【きまぐれオレンジ☆ロード】が大人気となったのですから、
もう少し頑張っていたら努力が報われたのではないかと思うと、
漫画家を辞めたというのはちょっと勿体なかったと思ったかもしれませんね。
そんなまつもと泉先生が友人と漫画を描き始めたのは、
デザインの専門学校在学中だったという話ですが、
元々は音楽をやっていたというまつもと泉先生は、
ドラムスとしてロックミュージシャンを目指して高校卒業後に上京するくらい、
ロックが大好きだったのだとか!
しかし楽譜が読めないことから、
ミュージシャンになることは諦めてデザインの専門学校に入ったそうです。
大好きな音楽の世界では活躍できなかったものの、
漫画家としては大人気になったわけですから、
ジャンルは違うものの、
エンタメの世界では成功をつかむ素質があったといえますね。
まつもと泉、結婚はしているの?
ところでまつもと泉先生ってご結婚されていたのでしょうか。
ウィキペディアなどを拝見するとそういった情報は見当たらないのですが・・・
ただネットで調べてみたところ、
お見合いで富山県出身の4歳年下の女性とご結婚し、
町田市内で二人暮らししている、
といった2007年頃に掲載された記事があるようなので、
まつもと泉先生は既婚者だったという可能性が高いようですね。
(ただし正式な出所が分かりませんでしたが…)
そんなまつもと泉先生、
長年ご病気を患っていたらしく、
入院していた病院で息を引き取ったということですがー
まつもと泉の死因は?
2000年頃に新たな作品で連載する予定だったまつもと泉先生は、
体調不良で連載が延期になったのですが、
その原因となった病気が、
「脳脊髄液減少症」
4歳の時に遭った事故がキッカケでこの病気になったようで、
これはどういった病気なのか?
ウィキペディアから引用させていただきました。
脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)とは、脳脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少し、頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠など様々な症状を呈する疾患である。
症状
頚部痛、全身倦怠、起立性頭痛、背部痛、視力障害、視力低下、視野異常、羞明、視覚異常、めまい、吐き気、聴力障害、顎関節症、頭重感、坐骨神経痛、上肢痛、顔面痛、筋肉痛、腰痛、肩甲骨間痛、脳神経症状、聴神経、耳鳴り、聴力低下、聴力過敏、耳閉感、三叉神経、顔面違和感 (顔面しびれ・顔面神経麻痺)、開口障害 (顎関節症)、迷走神経、自律神経障害 (動悸・発汗異常・体温調節障害・腸管運動障害等)、目のぼやけ、眼振、動眼神経麻痺(瞳孔散大)、眼瞼下垂、複視、光過敏、外転神経麻痺、味覚障害、嗅覚障害、咽喉違和感、発声障害、嚥下障害、高次脳機能障害、集中力低下、思考力低下、記憶力低下、鬱、睡眠障害、内分泌障害、月経異常、インポテンツ、乳汁分泌等、免疫異常、易感染症、アレルギー、易疲労感、食欲低下、電磁波過敏症、意識障害、無欲、小脳失調、歩行障害、パーキンソン症候群、認知症、上肢のしびれ、神経根症、直腸膀胱障害、頚部硬直、慢性脱水症状、痩せなど、多様な症状が出現し得るとされる。これらのような症状が出るために、脳脊髄液減少症を発症した年代によっては、例えば更年期障害と見誤られることもあるのではないかと言われている。
(引用:Wikipedia)
その症状を拝見すると、
かなり生活に支障が出てくるようなご病気なんですね・・・
そして病気の影響で2008年頃まで寝たり起きたりの、
体調が不安定な状態だったそうですが、
治療を受けたことで改善され、
活動再開に向けていたものの、
その後心臓にも持病が見つかり、
2015年4月に手術をされたとのこと。
それでも2年の闘病生活の末、
2018年にご自身のブログで活動再開の報告がありましたが・・・
2019年11月のブログによると、
「脊柱管狭窄症」という病気が原因で数年前から足の痺れがあり、
その痺れが加齢に伴って激しくなり生活に支障が出てきていることが書いてありました。
そしてこのブログから1年近く経った2020年10月。
まつもと泉先生の訃報が発表されました。
亡くなった時先生は入院中だったらしく、
手術した心臓にも不安があって、
身体が持たなかったと書いてありましたね・・・
晩年は病気に苦しんでいたまつもと泉先生。
それでも活動再開に意欲的だっただけに、
先生の早すぎる死は本当に残念ですね。
ですが先生の遺した作品は、
これからも引き継がれていくので、
改めて【気まぐれオレンジ☆ロード】や、
他の作品を読んでみたいと思います。
※コチラは電子書籍にもなっている、
先生の代表作【きまぐれオレンジ☆ロード】
きまぐれオレンジ☆ロード 1巻【電子書籍】[ まつもと泉 ]
※【きまぐれ~】後に連載された作品、
【せさみ☆すとりーと】
せさみ☆すとりーと 1巻【電子書籍】[ まつもと泉 ]
※コチラは短編集。
先生の作品を色々読みたい人にはおススメです^^
まつもと泉短編集DIGITAL SHORT CONTENTS 1巻【電子書籍】[ まつもと泉 ]
※なおコチラの短編集は中古しか取扱いがないようなので…
電子書籍化を望みたいですね!!
まつもと泉先生のご冥福を、
心よりお祈り申し上げます。