-筆者が幼い頃から見ていたアニメで、
今でも新作が制作されている作品と言えば?
それはやはり、
【ルパン三世】ですよね!
CSのアニメチャンネルでよく、
【ルパン三世】の昔のアニメを放送していますが、
昔の作品だけでなく、
現在もなお新作が制作されていますよね?
TVシリーズのアニメが最初に放映されたのが、
なんと!1971年・・・
筆者が生まれる前からやっていたなんて!?
なのに未だ、
声優を交代してもなお新作が作られていることに、
ビックリしてしまいます☆
(ちなみに筆者が幼い頃に見ていたシリーズは「第2シリーズ」かとw)
そんな40年以上もの間世代を超えて、
長く愛されてきた作品【ルパン三世】ですが、
漫画として初めて発表されたのが、
1967年と・・・
実に50年という節目を迎えました。
そこで今回は、
未だ多くの人に愛され続けている作品を生み出した漫画家、
モンキー・パンチ先生について調べてみたいと思います。
何てったってこのインパクトあるPNや年齢、
そして現在の活動についてなど・・・
プロフィールを中心に、
チェックしてみましょう♪
(主な内容)
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※追記※
2019年4月11日。
モンキー・パンチ先生が肺炎のため、
お亡くなりになりました。
81歳でした。
もう新たな作品を見ることが出来なくなりましたが、
先生を代表する作品【ルパン三世】はきっと、
これからもアニメを中心に制作されていき、
先生の作品はこの先ずっと後に、
引き継がれていくことでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
(尚この記事は先生がご存命の時に執筆していますことをご了承いただいた上で、読んでいただけたらと思います。)
モンキー・パンチ プロフィール
モンキー・パンチ プロフィール | |
ペンネーム | モンキー・パンチ |
本名 | 加藤一彦 (かとう かずひこ) |
生年月日 | 1937年5月26日 |
学歴 |
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出身 | 北海道厚岸郡浜中町 |
デビュー作 | プレイボーイ入門 (1965年「漫画ストーリー」) ※ムタ永二名義 |
主な作品 | ≪1960年代≫
≪1970年代≫
≪1980年代≫
≪1990年代以降≫
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備考 |
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※2017年12月現在
今回モンキー・パンチ先生の名前をパッと聞いても、
お名前からはどんな方なのか?
全く想像できなくて謎な感じがしまよね^^;
【ルパン三世】の原作漫画を見たことがあるなら、
その絵柄がアメコミ風なので、
「もしかして外国の方?」
と想像される方もいるかもしれませんが、
モンキー・パンチ先生は今年(2017年)80歳の、
北海道出身の男性の方です。
そして本名が「加藤一彦」さんということなので、
日本人だということが分かります。
ではなぜ?
このようなペンネームになったのかというと、
これは1966年に雑誌の編集長の命令で、
「モンキー・パンチ」という名前が付けられたそうです。
しかもこのペンネーム、
編集長が適当に?付けた名前だったことから、
この名前に不服だった先生は後に変更するつもりでしたが、
翌年に発表された【ルパン三世】が大ヒットしたことで、
ペンネームを変えられなくなってしまい、
しかもこの名前が有名になり過ぎたと事から、
本名が名乗れなくなった事に、
複雑な思いをお持ちだったそうです。
ということは・・・もし、
【ルパン三世】がヒットしなかったら?
「モンキー・パンチ」という名前がここまで広まることなく、
ひっそりと?「別名義」として、
プロフィールに載る程度だったかもしれませんね?
ところでさらに調べてみたところ、
モンキー・パンチ名義の【ルパン三世】ですが、
実は初めの頃は、
ひとりでの制作ではなかったそうですよ?
モンキー・パンチはふたりだった?
今「モンキー・パンチ」は、
加藤一彦さんおひとりの名義となっていますが、
この名前に改名した当初というのは、
実は弟である加藤輝彦さんとの共同ペンネームとして、
「モンキー・パンチ」という名前になったそうです。
アメリカの雑誌「MAD」の影響を受けて、
漫画家になるために高校卒業後すぐに上京した加藤一彦さんは、
貸本屋でアルバイトをしていましたが、
その時弟の輝彦さんと友人と一緒に同人活動を行っていました。
そしてそこでの活動が、
「漫画ストーリー」の当時の編集長の目に止まったことで、
1965年に「ムタ永二」というペンネームで、
本格的に漫画家としてデビュー。
その後しばらくは、
「霧多永二」「加東一彦」「かとう・一彦」といった具合に、
いくつかのペンネームを使って作品を発表されていました。
また弟の輝彦さんは「摩周仙二」というペンネームを使い、
一緒に同人活動をしていた友人と「マニア・ぐるうぷ」という名義でも、
作品を発表しています。
いろんなペンネームで作品を発表していたところに、
「モンキー・パンチ」というペンネームに泣く泣く?
改名されたわけですが、
当初は一緒に活動してきた弟との共同名義、
ということでこのペンネームが付けられたとのことです。
なので1960年代後半に発表された【ルパン三世】などは、
実は兄弟で制作となっており、
兄の一彦さんが物語とキャラクターを考え、
弟の輝彦さんが絵を担当するといった作業で制作されていました。
しかしながらこの兄弟名義は最初の頃だけで、
その後「モンキー・パンチ」の名義は、
兄の一彦さんおひとりとなって今に至っているようです。
なので今は弟の輝彦さんが描いた、
「モンキー・パンチ」の作品は殆ど見ることができませんが、
もし見つけたら・・・
これは相当なお宝になること、
間違いなしでしょうね^^
ちなみにペンネームの名づけ親となった編集長が、
なぜ「モンキー・パンチ」といった名前を付けたのかというと、
絵柄が西欧風で日本の漫画っぽくない絵柄だったことから、
どこの国の人が描いているのか分からないようにするために、
こういったペンネームにしたそうです。
確かに。
「モンキー・パンチ」という名前だと一見、
日本人が描いた漫画じゃない気がしますもんね。
ペンネームを勝手に変えられた先生方の不満はごもっともですが、
しかしながらこの名前を考えた編集長のセンス。
今だからこそ言えるのかもしれませんが・・・
このイメージ戦略はスゴイと思います。
モンキー・パンチ、ルパン三世以外の作品は?
そんな意外なペンネームの由来を持つモンキー・パンチ先生ですが、
その作品はというと殆どの人はおそらく・・・
【ルパン三世】しか知らないと思いますし、
実際に筆者も、
【ルパン三世】しか知りません^^;
ルパン三世 : 1 (アクションコミックス)
モンキー・パンチ先生の活躍の年代を見ると、
1960年から1970年代を中心に活躍されているため、
作品を知らない・見たことない、
と思うのも仕方ないかもしれませんね。
そこでここでは、
他にどんな作品があるのか?
今でも入手しやすいものを選んでみました。
・・・と思ったのですが。
新品で見つけるのはどうも難しく、
またモンキー・パンチ先生の作品は【ルパン三世】以外にも、
実はアニメ化になっているものがあって、
それらアニメ作品として、
DVDになっているものはあるものの、
その原作漫画については、
殆ど見つからないようです。
なのでとりあえず、
モンキー・パンチ先生作品を色々読む、
というところで、
【モンキー・パンチ・ザ・漫画セレクション】
このシリーズがおススメかと思います。
モンキー・パンチ・ザ・漫画セレクション 1 幕末ヤンキー (KCデラックス)
モンキー・パンチ・ザ・漫画セレクション 2 Tac・Tic…s (ヤンマガKCデラックス)
このシリーズはこの他にもいくつか出ているようなので、
興味がある方はぜひ見つけてみてくださいね!
モンキー・パンチの今現在について
さて現在80代のモンキー・パンチ先生ですが、
【ルパン三世】原作誕生50周年の記念アニメとして、
「ルパンは今も燃えているか?」
これが制作されることが決定しましたが、
このアニメの総監督を、
モンキー・パンチ先生自ら務めることも、
同時に発表されました。
現在は新作漫画制作、
といった活動はないものの、
大手前大学教授や、
東京工科大学メディア学部の客員教授、
また2017年より、
専門学校札幌マンガ・アニメ学院の顧問にも就任されるなど、
漫画制作に携わっていなくても、
変わらず活躍されているんですね^^
今回モンキー・パンチ先生が監督をされる、
アニメ「ルパンは今も燃えているか?」
懐かしいキャラクターが勢ぞろいする、
そんな内容になっているということなので、
とても楽しみです♪