筆者が「週刊少年ジャンプ」を毎週買って読んでいた学生時代。
毎回単行本を買うくらい好きな漫画のひとつに、
【ろくでなしBLUES】がありました。
一見みるとただの不良漫画と思いきや・・・
そこで繰り広げられる、
仲間との絆を描いた話はもちろん、
ちょいラブコメの要素があったり、
またボクシングも重要なテーマになっていたりと、
とにかくどこから読んでも面白くて、
つい夢中になって読んでいました。
その【ろくでなしBLUES】が現在、
web漫画の「ジャンプ+」にて毎週木曜日に1話無料で連載しているので、
「懐かしい!」と思いつつ、
毎週の配信を楽しみに欠かさず読んでいる今日この頃ですが。
同時に作者の森田まさのり先生のことも気になりました☆
ということで今回は森田まさのり先生について、
顏やそして・・・現在の漫画家活動について、
チェックしてみましょう♪
(主な内容)
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※森田まさのり先生の活動について追記しました。
森田まさのり プロフィール
森田まさのり プロフィール | |
ペンネーム | 森田まさのり |
本名 | 森田 真法 |
生年月日 | 1966年12月22日 |
血液型 | O型 |
学歴 | 栗東中学校→滋賀県立守山高等学校 卒業 |
出身 | 滋賀県栗東市 |
デビュー作 | IT’S LATE (「フレッシュジャンプ」)※手塚賞佳作 |
主な作品 |
≪原作のみ≫
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師匠 | 原哲夫 |
アシスタント経験者 |
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備考 |
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※2018年3月現在
結婚はしているの?
森田まさのり先生はご結婚されているのか?
調べてみましたが、
情報は見つかりませんでした。
おそらくですが、
独身ではないかと思われますが、
また情報が入りましたら追記したいと思います。
なんと!2016年10月に【ナカイの窓】に出演されていた森田まさのり先生!!
これは見たかったww
さて森田まさのり先生のPNですが、
「真法」という本名を平仮名表記していますが、
パッと見・・・
ちょっとお坊さんっぽい感じしませんか?
実際に実家が浄土真宗本願寺派で、
高校1年の時には得度をうけており、
いわゆるお坊さんになる資格?をお持ちだそうです。
しかしながら、
高校卒業して漫画家を目指して上京され、
そして人気漫画家となったため、
結局は実家のお寺を継がずに、
現在は森田まさのり先生が僧職の人を養子にして、
その方が実家のお寺を継いでいるそうです。
ちなみに【ろくでなしBLUES】連載の間に、
父親が亡くなったために後を継ぐため、
連載を終わらせなくてはならないという時期があったようですが、
漫画がヒットしてテーマが定まり、
これから・・・という時期だったため、
結局漫画を選んだ森田まさのり先生は、
連載を終わらせることなく、
その時から正式に跡継ぎが決まるまでの間、
お寺は親戚の方が代理を務めていたようです。
それにしても、
森田まさのり先生の実家がお寺と聞くと、
やっぱり思い出すのは、
【ろくでなしBLUES】の主人公・前田太尊の実家の設定、
ですよね!
元々【ろくでなしBLUES】は、
その前身となる読み切り作品、
【バチあたりROCK】の設定が元になっていますが、
そこで登場するお寺が、
実家を元に描かれていたようですね?
そんな森田まさのり先生の漫画というと、
【ろくでなしBLUES】や【ROOKIES】など、
作品に出てくる登場人物たちというのが、
実際にモデルとなっている人物だったりするので、
作品を読みながら、
「この登場人物のモデルは●●かな?」と想像しながら読むのも、
ひとつの楽しみだったりします^^
ところで森田まさのり先生というと、
劇画っぽい男らしい絵柄というイメージですが、
元々は手塚治虫先生っぽい絵柄で、
上京したばかりの頃は、
北条司先生の絵柄に似た感じだったそうです。
いわれてみれば。
森田まさのり先生の短編集、
【BACHI-ATARI ROCK】に収録されている作品、
【ミステリアス・キッド】などは・・・確かに、
森田まさのり先生絵柄のイメージとは違い、
ポップな絵柄だったと記憶していますが。
Bachi-atari rock 森田まさのり作品集1 (集英社文庫) [ 森田まさのり ]
絵柄が今とは違う!初期の森田まさのり先生の作品はこの単行本で読めます^^
それがなぜ、
劇画っぽい絵柄になったのかというと、
師匠である原哲夫先生の影響が強いようです。
実は漫画家として上京した時絵のタッチが似ていたことから、
北条司先生のアシスタントを希望していた森田まさのり先生ですが、
その時アシスタントは足りていると断られたことで、
代わりに紹介されたのが、
原哲夫先生のアシスタントだったそうです。
そこでアシスタントをされたことで、
原哲夫先生の影響を受けたのはもちろんですが、
この時仕事場で読んだという、
谷口ジロー先生や池上遼一先生の絵の影響も受けて、
今の森田まさのり先生の絵柄になったとのこと。
そういった話を聞くと、
なるほど!!と思いますね^^
なのでもし・・・この時、
北条司先生のアシスタントをされていたら!?
森田まさのり先生の、
これらの作品は生まれなかったのかもしれませんね。
それだけ、
原哲夫先生のもとでアシスタントをされていた経験、
というのは、
森田まさのり先生の漫画家人生にとって、
大きな影響を与えたといえますね。
森田まさのりを侮辱した漫画家って?
ところで森田まさのり先生を調べると、
ラジオ番組で語った話が話題になっていたようですね?
その内容はというと、
森田まさのり先生がかつて住んでいたマンションと同じところに、
有名な漫画家先生が住んでいたそうで、
それは森田まさのり先生の、
【ろくでなしBLUES】の連載始まって間もない頃、
まだ人気漫画家になる前の話ということですが、
ある日その有名漫画家が家でパーティをしていたことがあり、
「家でパーティやっているから来ない?」と言われたので、
その有名漫画家の部屋に行ってみると、
・・・「本当に来たよ」的なことを言われ、
誰も呼んでいないのに何で来たのか?
的な雰囲気になったんだそうです。
(これはヒドイ話だ)
その時森田まさのり先生は、
こいつらには負けるもんかと・・・
そしてこの屈辱を味わったことが、
「いつか絶対に売れてやる」、
そう誓った出来事だったそうです!
さてこのエピソードに出てくる「有名漫画家」ですが、
残念ながら?放送されなかったため、
リスナーの間では様々な憶測が飛び交ったようで、
一体誰のことなのか?
非常に気になりますが・・・
しかしこの時味わった屈辱から、
人気漫画家として成功しようと近い、
実際に本当に漫画が大ヒットして、
ジャンプの黄金期を支えたひとりとなったので、
この時パーティで森田まさのり先生に無礼なことをした、
有名漫画家をはじめ、
パーティに参加したメンバーを見事に見返したと言えますね!
まさに有言実行・・・素晴らしいです!!
だって実際に森田まさのり先生の漫画は最高に面白いって、
【ろくでなしBLUES】連載当初から筆者はそう思っていましたよ!!
そう。
井上雄彦先生の【SLAM DUNK】と同じ位・・・
筆者にとって、
連載当時から単行本を毎回必ず買う程、
とても大好きな作品でした。
森田まさのりと井上雄彦はライバル?
さて筆者の中で【ろくでなしBLUES】というと、
どうしても同時期に連載されていた、
【SLAM DUNK】が思い出され、
そして筆者のように、
両方の作品が好き!というファンも多いのではないかと思います。
ちなみにこの作品、
比べてみると・・・
【ろくでなしBLUES】は1988年連載開始、
【SLAM DUNK】は1990年とちょっと遅いですが、
連載時期はかぶっています。
(ちなみに筆者が読んだ当時めちゃ惚れ込んだという、
井上雄彦先生の【カメレオンジェイル】は1989年でした☆)
そして両作品とも、
「不良」が主人公という共通点がありますが、
内容が不良抗争&ボクシングと、
バスケットなんで、
作品のテーマが全く違いますよね。
そしてなんといっても、
絵柄が全く違います。
井上雄彦先生の方は女性でも読みやすい絵柄に対し、
森田まさのり先生の絵柄は、
少女漫画にしか免疫のない人が見たら、
最初「読みづらい」という印象がありました。
ろくでなしBLUES 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
しかし。
その読みづらさが気にならなくなるくらい、
とにかく!
森田まさのり先生の漫画は面白いんです。
【ろくでなしBLUES】は、
ただの不良抗争じゃありません(笑)
ということで・・・つい、
熱くなってしまいましたが☆
(すみません)
両者の作品のファンとして、
森田まさのり先生と井上雄彦先生との関係性が、
なんとなく気になりますが^^;
森田まさのり先生いわく、
井上雄彦先生に対してはデビュー当時から、
ライバル意識があったそうです。
そこには同じ年で、
しかも井上雄彦先生は手塚賞入選に対し、
森田まさのり先生は手塚賞佳作ということもあって、
井上雄彦先生のことを、
最初から意識していたようです。
(そういえば森田まさのり先生が最初希望していた北条司先生のアシスタントを、
井上雄彦先生がされていたというエピソードがあります)
そしてあるインタビュー記事によると、
他の漫画家先生の作品は読まないけど、
井上雄彦先生の作品は読んでいるという、
森田まさのり先生ですが、
実は井上雄彦先生の方も、
森田まさのり先生の【べしゃり暮らし】しか買っていない、
という話もあるそうなので、
お互いの交流がほとんどないとはいえ、
同じ時期にジャンプの黄金時代を支えた、
ライバルであり特別な存在なんでしょうね。
べしゃり暮らし 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
森田まさのり、現在は?
森田まさのり先生というと、
【べしゃり暮らし】の連載が終わった2015年以降、
漫画作品の原作を手掛けたこと以外、
新作についての情報が見当たりませんが・・・
現在どうされているのか?
気になるところですね。
【べしゃり暮らし】は元々、
「週刊少年ジャンプ」での連載だったのが、
体調を崩したことで週刊誌での連載が厳しくなったことから、
不定期での連載となりましたが、
そういった経緯もありことから、
森田まさのり先生の体調も気になりますね。
しかし2017年には仏教をテーマにした絵本、
【とびだせビャクドー!ジッセンジャー】を手掛けていましたし、
とびだせビャクドー!ジッセンジャー[本/雑誌] / 森田まさのり/作・絵
また連載が終了した【べしゃり暮らし】について、
今度はプロ編を描こうという、
続編に対しての意欲はお持ちの様子なので、
これは楽しみですね。
そして森田まさのり先生は、
故郷の滋賀県や関西に対する思いを強くお持ちなので、
関西や故郷の滋賀県のために、
新たな作品が生まれるのではなしでしょうか?
今後の森田まさのり先生の活躍に注目し、
これからも頑張って欲しいと思います!
※追記※
森田まさのり先生の現在についてですが、
なんと!
漫才日本一を決める大会「M-1グランプリ」に出場され、
しかも2回戦突破し、
10月中旬に行われる3回戦に出場されます。
森田まさのり先生はおなじく漫画家の長田悠幸先生と、
「漫画家」というコンビを組み、
「ろくでなしBLUES」などといった森田まさのり先生の漫画をネタにしたり、【週刊少年ジャンプ】の有名漫画家の名前もネタで出てくる、
といった内容の漫才を披露されているそうなので、
これは・・・ファンとしてはぜひ見てみたいですね!!
そしてこの出場経験を生かして、
またいつか書くであろう【べしゃり暮らし】の続編に生かしたい、
と語っていましたので、
(先生は【べしゃり暮らし】を一生描きたいと語っていました!)
連載再開が今からとても楽しみです。
そして漫才も優勝に向けて頑張って下さいね!!