目が印象的な子供のキャラクターが多く、
表情が怖い漫画を描く押切蓮介先生。
最近では押切蓮介先生の漫画【ミスミソウ】が、
2018年4月7日に映画公開されました。
日本のホラー映画は幽霊や怨念などが多いのですが、
押切蓮介先生の【ミスミソウ】は精神的に追い込まれる感じがして、
つらい・痛い・悲しい・苦しい、
そんな簡単な言葉では言い現せないくらい、
人間の心の闇と残虐性を感じました。
また根底に歪んだ愛情が隠れているところに、
どうしてそうなってしまったのか?
そこに救いはあるのか?
考えさせられます。
そんな漫画を描く、
押切蓮介先生のプロフィールは?
押切蓮介先生のおススメ作品3選と一緒に、
チェックしてみましょう♪
主な内容
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押切蓮介のプロフィール
押切蓮介 プロフィール | |
ペンネーム | 押切蓮介 (おしきり れんすけ) |
本名 | 神崎良太 |
生年月日 | 1979年9月19日 |
血液型 | A型 |
身長 | |
学歴 | 工業高校卒業 |
出身 | 神奈川県川崎市高津区出身 |
デビュー作 | マサシ!!うしろだ!! (1986年「週刊ヤングマガジン」) |
主な作品 |
《連載中》
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授賞歴 | 2012年ブロスコミックアワード大賞授賞 |
交友関係 |
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※2018年6月現在
押切蓮介先生は2018年6月現在、
39歳です。
漫画家であり同人作家であり、
ミュージシャンでもあるという多彩ぶりで、
多くのファンの方を魅了しています。
そんな押切蓮助先生の祖父は、
直木賞作家のの神崎武雄。
母は山口県下関市出身で、
母方の祖父は警察署長。
そして祖母は旅館の女将という、
一見華やかな家族関係に思えますが、
その一方で、
押切蓮介先生が高校卒業後、
コンピューターやデッサンの専門学校に進学しようとしたところ、、
家庭の経済的事情などから進学を断念したそうです。
またアルバイト・求人情報サイト「an」と、
コミックナタリーとのコラボ連載企画、
「教えて!センパイ~あの頃のバイト生活~」で、
押切連介先生は、
アルバイトの思い出やエピソードなどを語られていますが、
漫画を描くために専門学校に行こうと思い、
その学費を作るために漫画を描いて賞金をもらおうとしていたのが、
逆に気づいたら漫画家になっていたので、
結局専門学校には行かなかったと言っています。
そして押切蓮介先生は漫画を描きつつ、
ディスカウントショップ・スーパーマーケットを始め、
クリーニング屋・肉体労働・宅配野菜・IT関係の企業・ビルの清掃、
それにセメント塗り・試験管洗いなど、
数多くのアルバイトをして長い下積み生活を送られています。
長い下積みは大変だったと思いますが、
今はファンのみなさんを楽しませてくれる、
漫画を描かれているのだから、
すごいなーって思います☆
そんな押切蓮介先生は、
2018年6月現在「月刊ビックガンガン」で、
【ハイスコアーガール】を連載中です。
他にも「月刊モーニングtwo」では、
【狭い世界のアイデンティティー】を、
太田出版のweb漫画サイト「Ohta Web Comic」にて、
【ピコピコ少年EX】、
怪談専門誌「幽」にて、
【おののけ!くわいだん部】、
「ヤングチャンピオン烈」にて、
【妖怪マッサージ】(作画:忌木一郎)。
これらの作品を連載していますが、
連載がかなり多いのでお体が心配ですが、
とにかく精力的に描かれています。
ちなみに押切蓮介先生は、
小学1年生の時にゲーム&ウオッチに出会ってから、
あらゆる機種のゲームに没頭したそうなので、
【ハイスコアーガール】のストーリーは、
その経験を活かしているのでしょうね。
ところで押切蓮助先生は【ハイスコアーガール】で、
2014年著作権違反容疑により書類送検されたということがあり、
どうして!?と驚かれた方も多かったと思います。
これは一体どういうことかというと、
作品にSNKプレイモア社が著作権を持つ、
格闘ゲームのキャラクターが登場していたらしく、
このことが使用の許諾が得られていなかったそうです。
当時アニメ化の話もあったのものの、
この出来事があって連載が休載してしまいましたが、
この件については2015年8月に和解が成立し、
不起訴処分となりそれを受けて、
「月刊ビックガンガン」2016年7月25日号で、
無事に連載が開始されました。
この時は筆者も始め、
ファンのみなさんはとても心配されていたと思いますが、
同時に待ちに待った連載再開でとても嬉しかったですね!
しかも喜ばしいことに。
【ハイスコアガール】は2018年7月より、
テレビアニメが放送開始予定となりました。
さて押切蓮介先生はTwitterをされており、
ここでは色々な情報が書いてあるので、
押切ワールドを楽しめることができますが、
他にも少し前にはなりますが、
コミックナタリーの企画で、
オノ・ナツメ先生の【ACCA13区監察課」】と、
【ハイスコアガール】押切蓮介先生のキャラ交換作画動画を、
なんとユーチューブで見ることができます。
(YouTubeより)
押切蓮介先生の漫画を描く姿は貴重ですね☆
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押切蓮介のアシスタントは?
ところで数多くいるであろう押切蓮介先生のアシスタントで、
デビューされた先生がいますが、
その中のひとり忌木一郎先生は、
2011年に「チャンピオン」でデビューされており、
愛弟子のデビューに押切連介先生はとても喜んでいたようです。
忌木一郎先生今は「ヤングチャンピオン烈」で、
【妖怪マッサージ】を連載中なので、
押切蓮介先生の画風を継いでいる忌木一郎先生の漫画も、
一緒に応援していきたいですね。
ちなみにこの【妖怪マッサージ】。
原作は師匠の押切蓮介先生が担当されているそうです♪
押切蓮介は結婚しているの?
ところで押切蓮介先生はご結婚はされているのか?
これってとても気になりますよね?
そこで調べてみると・・・
実は結婚されているという情報があるんです。
このことについては、
パチンコ・パチスロライターのヒロシヤングさんのCS番組で、
押切蓮介先生の奥さんが出ていて喋っていたそうですが、
それは誰かというと辛子さん(またの名を唐辛子狂子さん)
という女性で、
主婦スロッターという女性ライターさん。
パチスロ実戦術という雑誌でコラムを
連載されていた方なんだとか?
しかも押切蓮介先生の漫画に出てくるキャラクターが、
なんと奥様にそっくりだそうですよ♪
押切蓮介のおススメ作品3選!
それでは最後に、
押切蓮介先生の作品を見ていきましょう。
【ミスミソウ】
ミスミソウ 完全版 1【電子書籍】[ 押切蓮介 ]
2018年6月現在映画が公開されている、
【ミスミソウ】。
閉ざされた街で救いようもないできごとが起こります。
中学生の壮絶ないじめで、
優しい家族を殺され、
自分も復讐の鬼になってしまった少女が、
何人もの同級生を殺すというストーリーで、
過酷すぎて見ているとつらくなります。
復讐の鬼になった少女の表情がたまらなく怖く、
心が押しつぶれそうになります。
少女の闇と殺された同級生達の闇は解決されないまま、
どうしてこうなってしまったのか?
考えさせられる漫画です。
野咲春花は上履きで歩いていると、
同級生の相場が写真を撮っています。
何を撮っているのかと話かけると、
三角草(ミスミソウ)と。
ミスミソウは厳しい冬を耐え抜いた後、
雪を割るようにして小さな花が咲く。
春になるとこのあたりはミスミソウでいっぱいになる。
と相場は言います。
春花はふっと笑うと、
春がきて卒業すれば今よりもっと笑って過ごせる日がくるだろと言われます。
春花は家で母親に靴を間違えて帰られたと説明しています。
そんな春花に父親は半年前に転勤でこの町に越して半年、
不慣れな環境でいじめられているのではないかと心配しています。
妹は春花が元気がないことに気づいていたづらをするのですが、
春花は胸が痛みます。
春花が通う大津馬中学校は、
少子化と過疎化により生徒数が減ったため今年で廃校になります。
今年卒業する生徒は春花を含めて十数人。
もともと生徒達は苦楽を共に学校生活を送ってきたので絆が深いので、
そんな彼らからすれば、
半年前に東京から来た春花は部外者にしか見えないだろうと思っています。
そんな春花の机には「カエレ」などといった悪口が彫られています。
そこに相場が教室に入り、
クラスの女子や男子に「くだらない」「ガキ」と言います。
先生が教室に入り生徒を席につかせますが、
生徒の笑い声に絶えられず教室を出て吐いてしまいます。
春花は女子に呼ばれ靴を投げられ、
取りに行こうとしますが転んで泥だらけに。
鞄の中身も一緒に投げられますー
話の冒頭から、
春花に対するいじめがひどすぎて見ていてとてもつらいです。
でもこれからもっと春花は崩壊していきます。
どのようなことが起こるのか?
・・・心して覚悟して、
読んでみてください。
【サユリ】は、読み始めがとても不気味です。
主人公の一家が新しい家に住み始めるのですが、
みんな幸せそうでこれから何が起こるのか?
そう考えるだけでドキドキしてしまいます。
主人公の則雄の弟・俊は気が弱く、
2階の奥の暗闇を怖がるところで何かを感じているのでは?
と思っています。
父親・祖父・姉・弟が謎の死をとげ、
母親まで死んでしまいなぜ!!と思っていたら、
家に憑いている女の霊「さゆり」の仕業でした。
みんなを殺していっていたことに気づいた主人公の祖母が、
霊の退治に乗り出しますが、
この祖母の豪快なところと復讐心がすごい。
押切蓮介先生のストーリーの発想と絵のタッチが怖さを、
倍増させます。
則雄一家はアパートから郊外の一軒家に住むことになりました。
丘の上にある家で夜空が綺麗に見える家です。
父親は則雄とこれからの進路や釣りの話などをして幸せでした。
でも・・・そんな父親がある朝起きてこないので、
心配した母親が部屋を見に行くと、
目や口を大きく開けた顔で寝ている父親が。
父親は心筋梗塞で亡くなっていました。
お葬式のあと家族は呆然と歩いています。
これから則雄家族はどうなるのか?
サユリはどのタイミングで出てくるのか?
冒頭を読んでしまうと続きが気になってしまいます。
【ハイスコアガール】
ハイスコアガール CONTINUE 1巻 ハイスコアガールCONTINUE (デジタル版ビッグガンガンコミックスSUPER)
【ハイスコアガール】は2018年6月現在、
「月刊ビックガンガン」で連載中です。
1990年代の対戦型格闘ゲームブームを舞台に、
矢口ハルオと大野晶の因縁として位置付けて描かれたラブコメディです。
なので今までのホラー漫画とは全く違う作風で驚きました☆
この作品の魅力はなんといっても、
ハルオの考えていることや表情が面白いんです。
そして晶の可愛さからは想像できないくらい、
ゲームが強いので、
そのギャップも見どころです。
1991年、ゲームセンターマルミヤで、
対戦格闘技「ストリートファイターⅡ」を7連敗している矢口ハルオ。
27連勝している相手が誰なのか見てみると・・・
なんと同じクラスの成績優秀で皆から慕われる金持ちの娘、
大野晶だったんです。
自分の憩いの場をグチャグチャに乱している、
晶の鼻っ柱を折ってしまおうとゲームをしますが、
逆にハルオはタブーの技をして、
晶に殴られます。
こんなハルオと晶はこれからどうなっていくのか?とても楽しみです。
ということで、
押切蓮介先生の3作品を紹介しましたが、
いかがだったでしょうか?
ホラーを超えたホラー、
人間の深層心理まで追い込む漫画だけでなく、
ラブコメディ漫画など色々な漫画を描かれている押切蓮介先生。
この先もとても気になる漫画家のひとりです。
これからも押切蓮介先生の活躍を楽しみに応援していきしょう☆