最近CSのテレ朝チャンネルで見ているアニメ「ガタピシ」。
ちょっととぼけた顏をした(笑)犬のガタピシと、
飼い主のペエスケ家族との日常を描いたほのぼのアニメ。
わずかな時間での放送ですが、
つい見ちゃうんですよね^^
そういえば・・・
ガタピシを描いた漫画家先生って誰だっけ?
ふいにそのことが気になったので、
作者である園山俊二先生についてチェックしてみましょう♪
(主な内容)
|
ガタピシ作者・園山俊二のプロフィール
(出典:https://hakameguri.exblog.jp/27785898/)
園山俊二 プロフィール | |
ペンネーム | 園山俊二 |
本名 | (同じ) |
生年月日 | 1935年4月23日 ※1993年1月20日 没 |
血液型 | B型 |
学歴 |
|
出身 | 島根県松江市 |
デビュー作 | がんばれゴンベ (1958年「毎日小学生新聞」) |
主な作品 |
|
受賞歴 |
|
備考 |
|
島根県松江市ご出身の園山俊二先生。
小さい頃は生き物が大好きだったという園山俊二先生は、
中学の時はボーイスカウトに参加していたとのこと。
そこで野外キャンプに夢中になったということなので、
先生はアウトドアなど自然が好きだったんですね^^
そんな先生は小学校低学年の頃には同級生がビックリするくらい、
絵が上手かったそうで、
大学に入ってからは、
後輩だったという福地泡介先生・東海林さだおら先生と共に、
「早稲田大学漫画研究会」を創設し漫画を本格的に描くようになったところ、
「毎日小学生新聞」の編集者から先生の描いた作品が注目されたことで、
大学在学中にこの新聞紙で漫画家デビューしました。
がんばれゴンベ第1集 ゴンべ修行の旅に出るの巻【電子書籍】[ 園山俊二 ]
最初の話は山奥に住んでいるお猿のゴンベが東京へ行く、
という話なんですが、
その珍道中ぶりに・・・
ついクスって笑ってしまいます^^
ちなみにこの作品は1992年。
先生が病気で入院されるまで続いた作品で、
テレビアニメ化にもなっており、
更には!1977年には、
第6回日本漫画家協会賞特別賞を受賞したという、
園山俊二先生を代表する作品のひとつでもありますね。
それをデビューから晩年まで続いていたというのは、
スゴイとしか言いようがないです・・・!
さて漫画家としてデビューしながらも大学卒業した園山俊二先生は、
同級生の漫画家・パズル作家だったという、
しとう きねお先生の紹介で広告代理店に就職されるのですが、
なんと入社したその日の午後に外出したきり会社に戻らず、
そのまま会社を辞めたというエピソードがあります。
というのもこれについては先生ご自身が、
「勤め人にそぐわない性格」だということを、
就職されたその日のうちに気付いたみたいですね^^;
そして紹介された就職先については、
しとう きねお先生が代わりに1年半そこに勤務することになり、
園山俊二先生はその後はどこにも就職することなく、
漫画家一本で活躍することとなりました。
園山俊二と藤子不二雄との関係について
漫画家として活躍されるようになった園山俊二先生は、
その後「漫画家の聖地」と呼ばれることになった「トキワ荘」の居住者のひとり、
寺尾ヒロオ先生の紹介で、
「新漫画党」というのに参加することになるのですが、
この党のメンバーというのが、
寺田ヒロオ(総裁)
藤子不二雄(安孫子素雄、藤本弘)
鈴木伸一
森安なおや(1957年、除名処分を受ける)
つのだじろう
石森章太郎
赤塚不二夫
園山俊二
(ウィキペディアより)
「トキワ荘」の居住者としてお馴染みのメンバーで結成されたこの中に、
園山俊二先生も入っていたんですね。
こういったことから、
藤子不二雄Ⓐ先生とも深い関わりがあるみたいで、
「親友」との言える仲だったことから、
園山俊二先生が亡くなる前にお見舞いに訪れているのですが、
その時のエピソードとして、
「(亡くなる)10日前、病院へ行った時、もう余り意識がなかったのですが、耳元で『もう一度元気になって漫画を描かなくちゃだめじゃないの』と言ったら、『漫画描きたいんだよう』と言って右手を空中に上げ、ゴンベかペエスケを描くしぐさをしました。」(藤子不二雄A談)
(出典:https://web.archive.org/web/20120312231604/http://www.web-sanin.co.jp/orig/news/6-807.htm)
・・・この時先生はまだ57歳だったということですが、
今生きていたとしたら、
まだ現役で漫画を描いて多くの作品を生み出し続けていただろうと思うと、
亡くなるのには本当に早すぎたな・・・って思います。
園山俊二の死因は?
さて還暦を迎えることなく、
57歳という若さでこの世を去った園山俊二先生。
お亡くなりになったその原因、
それを「肝臓に出来たコワイモノ」と表現されていましたが、
それは何だったのかというと、
肝臓がんだったそうですね・・・
しかも肝臓がんを患った原因というのが、
学生時代に受けた手術の輸血によって肝炎に感染したことが原因で、
晩年は肝臓がんを患ってしまったという話なので、
・・・人為的なものでの感染で、
しかも今なら命を落とすことも少なかったのではないかと思うと、
先生の死は今思うと本当に悔やまれます。
ですが先生の遺した作品は現在電子書籍化もされ、
更にはこうやってCSなどのアニメで見ることができるので、
園山俊二先生のことをリアルタイムで知らない世代の人も、
きっと先生の作品を一度は見たことあるのではないでしょうか。
園山俊二の作品
それでは最後に、
園山俊二先生の代表する作品をふたつ、
紹介したいと思います^^
まずはコチラ。
アニメ「はじめ人間ギャートルズ」でお馴染みの作品。
【ギャートルズ】
ギャートルズ (1)【電子書籍】[ 園山俊二 ]
筆者はどちらかというとアニメで知ったのですが^^;
「ギャートルズ平原」に住む、
原始人の家族の日常を描いたギャグマンガで、
ここで出てくる「マンモスの肉」に、
これを食べてみたい!と思った人も多いのではないでしょうか(笑)
ちなみにここでご紹介している【ギャートルズ】1巻の冒頭では、
最初にどうやって人間を作ったのかというエピソードが描かれているのですが、
それが・・・
神様が賭け事をしながら酔っぱらって作ったのが人間だった、
というところから始まっていて、
またこの作品が青年誌掲載だったことから、
アニメで見たような、
ほのぼのしたものではなく、
内容はどちらかというとブラックユーモア的なものとなっています。
なのでアニメのほのぼのギャグとはまた違う、
園山俊二先生が描く【ギャートルズ】。
それが今では電子書籍で楽しるのは嬉しいですね^^
ちなみにアニメ「はじめ人間ギャートルズ」は、
U-NEXTにて現在配信中です^^
U-NEXTでは最大31日間の無料トライアルがあるので、
久しぶりにゴンやドテチンに会いたい人は、
ぜひ無料トライアル中に一気見してみて下さいねー♪
そしてもうひとつ。
アニメ「ガタピシ」の元の作品である、
書籍【ペエスケ】については残念ながら現在・・・
電子書籍化されていないんですが(涙)
先にご紹介したU-NEXTを始めその他電子書籍では、
コチラが読めますよ^^
ガタピシ 平太とガタピシのなが〜い一日【電子書籍】[ 園山俊二 ]
表紙を見ただけで読みたくなっちゃいますね〜カワ(・∀・)イイ!!
また「Amazonプライム」に登録すると、
アニメ「ガタピシ」が見放題!となっています。
□「Amazonプライム」へはコチラから登録できます。
↓↓↓
さて「ガタピシ」の元となっている漫画作品【ペエスケ】。
この作品は、
サラリーマンの平野平助(愛称:ペエスケ)が主人公。
ちょっと頼りないところもあるけど、
心優しいサラリーマンのペエスケを始め、
美人の妻・ヒロコと、
可愛い子供・平太&ヒロミ、
そしてペットの犬・ガタピシとの日常について、
新聞紙(朝日新聞)の4コマ漫画で描かれた作品となっています。
ちなみに最初の連載時、
ペエスケは大学生という設定から始まり、
そこからサラリーマンになり結婚し子供が出来て・・・
といった感じで、
時間の経過とともに話も進んでいるので、
同じ新聞漫画でも【サザエさん】などだったり、
また4コマではないものの【あたしンち】や、
更には【ちびまる子ちゃん】などといったような、
登場人物の年が取らない作品とはちょっと違ったスタイルの、
作品となっていることから、
ペエスケたちが年を取るのと一緒に、
自分も年齢を重ねていくので、
新聞紙で【ペエスケ】読んでいた人はきっと、
ペエスケたちの成長と共にその時の自分の姿を思い出すのでしょうね。
ところで「ガタピシ」は、
先生が飼っていた愛犬「ガチャコ」がモデルということなんですが、
ペエスケの奥さん「ヒロコ」って、
やはり先生の奥様「宏子」さんがモデルなんでしょうか?
そこがちょっと気になります☆
ということで。
筆者も【ペエスケ】の原作漫画が最初から読みたいのですが、
先に記載した【ガタピシ】については電子書籍があるものの、
新聞紙掲載の電子書籍はどうやら、
2019年7月現在は配信がないようですね・・・(涙)
ちなみに園山俊二先生の作品は現在、
【ギャートルズ】シリーズ以外では、
コチラの作品が電子書籍になっているので、
この機会に読んでみたいです^^
園山俊二先生は病気によって、
【ペエスケ】を未完のままこの世を去ってしまい、
このことは本当に残念に思いますが、
先生の作品はこれからも、
電子書籍化されたりアニメとして多くの人に見らるので、
いつまでも多くの人に愛される作品となって遺っていくことでしょう。