1月は行く2月は逃げる…
気が付けばもう3月!
楽しみにしていた【浦沢直樹の漫勉】
シーズン4がいよいよ始まります!!!
毎回、
漫画のプロの仕事の偉大さや誠実さ、
そして漫画にかける強い想いを目の当たりにして、
ため息をつきながら、
なによりワクワクしながら観てしまうこの番組。
今シーズンは漫画家さんのどんなお仕事を見せて頂けるのか、
またどんな発見があるのか?
初回の3月2日が待ち遠しいです♪
さて、
この【漫勉】の司会・・・
というより構想者、
タイトルイラストもテーマソングも自ら産み出してしまった、
人気漫画家であり、
愛すべき漫画好き、
浦沢直樹先生。
出す作品ほぼ全てが大ヒット作という、
あまりにも有名な漫画家さんですが、
いろんな角度から、
チェックしてみましょう♪
(主な内容)
|
浦沢直樹 プロフィール
ペンネーム | 浦沢直樹 |
本名 | 浦澤直樹 |
生年月日 | 1960年1月2日 |
血液型 | ― |
身長 | ― |
学歴 |
|
出身 | 東京都府中市 |
デビュー作 | BETA! (1983年「ゴルゴ13別冊」) |
主な作品 |
|
主なアシスタント(元を含む) | 佐藤誠司 星野泰視 伊藤剛 |
※2017年2月現在
浦沢直樹、家族は?
妻、娘、3匹の愛犬
- 25年以上連れ添っている奥さまは、
浦沢先生の作品にダメ出し
(という名のアドバイス・笑)
をすることがあるらしい - 高校生の娘さんは浦沢先生曰く
「ボクの作品は読んだことないんじゃないかな?
(そして、その方が気がラク)」
とのことだが、
父が漫画家であることは、
「うれしいみたい」とのこと。 - 3匹の愛犬を散歩させている浦沢先生の姿は、
意外とちょくちょく目撃されているらしい
浦沢直樹のエピソード
- 幼稚園には通わず、
昼間は祖父母と3人きりの幽閉状態。
そしてこの頃、
手塚治虫先生の【鉄腕アトム】と、
【ジャングル大帝】を買い与えられ、
自分でも漫画を描くようになる - 小学2年の頃に初めて長編漫画を描いた。
その作品を観た人の談では、
画力はもちろんコマ割りのセンスなども、
とても小2とは思えない完成度の高さだとのこと
確かに・・・上手すぎるww
- 中学は当初陸上部だったが、
先輩の偉そうな態度が嫌で軽音楽部に転部。
その後は高校大学ともに軽音部だった - 【20世紀少年】冒頭、
主人公ケンヂが校内放送で、
T・レックスの20th Century Boyをかけさせたというシーンがあるが、
本人の実体験である。
その校内放送を担当した放送部には、
ミュージシャンの小室哲哉さんが1年先輩で在籍していたことが、
後に明らかとなる
ざっと浦沢直樹先生のエピソードについて、
並べてみましたが、
それにしても・・・
3~5歳の頃に漫画に触れはじめ、
ほんの数年後の小学2年生で既に、
完成度の高い絵とコマ割りを確立させていたとは!?
恐るべし、
浦沢少年!
ちなみに当時描いた漫画の読者は、
もっぱら4歳上のお兄さんだったそうです。
ちょっとうらやましいです(*´ω`*)
それにしても、
小学2年生でそこまでしっかりした漫画を描けるとは、
やはり天から才能を与えられた人なのだな、
と思うところですが、
ちょっと待った!
それだけではないのです。
浦沢先生は観察と努力を怠らない、
凄まじくストイックな職人気質の人でもあるのです。
浦沢直樹は本当に漫画が好き!
小学生の頃、
手塚治虫先生に憧れて背景の描き方等を観察し、
真似て描くことをひたすら繰り返していたというのは有名な話ですが、
こんなエピソードもあります。
10歳くらいの頃、
観ていたアニメ【巨人の星】。
浦沢少年は夢中で観るあまり、
作画スタッフのチームが4つか5つあり、
1話ごとにローテーションで担当しているということを見抜きます。
更に、
そのスタッフの中で誰が一番うまいかも突き止めます。
そしてその一番うまいスタッフの方が担当したクライマックス回の、
『花形満が大リーグボール1号を打つシーン』を、
食い入るようにじーーーっと観て、
放送が終わるやいなや・・・
広告チラシの裏に、
花形が打つ瞬間のアニメのセル画を夢中で、
「こうなって、こうなって、こうなった」と、
何枚も何枚も繰り返し描いたそうです。
凄まじい観察力と吸収力・・・
そして漫画が、
絵が、
描くことが、
心底好きだから出来ることなのだろうな、
そう思います。
そのシーンは現在でもしっかりと描けるし、
描くことで浦沢少年が得た、
「こういうふうに描くと、
人間にはこんなふう(な動き)に見えるんだ」
という知識は、
その後の先生の作品に応用として入っていったそうです。
その頃の夢中な気持ちが、
今も作品の中に息づいているとは、
凄いことだなぁと思います。
そして浦沢直樹先生の心の中に、
常に漫画に対するこの夢中な気持ちがあるからこそ、
【浦沢直樹の漫勉】は、
あんなにも面白い番組になっているのだと思います。
浦沢直樹の執筆スタイルについて
30年以上漫画家生活を送っている、
浦沢直樹先生は、
締め切りに合わせて、
常にむこう3か月程のスケジュールをキチンと組む為、
連載を複数抱えている時期でも、
原稿を落としたことがないそうです!
またアイディアに詰まるとガラスを磨いたり、
埃を一生懸命に取り除いたりする等、
几帳面な一面が覗えるエピソードを持つ浦沢先生。
画風や作風も、
同様に美しく緻密に整っている印象ですが、
反面、
とんでもなくワイルドなときがあるようで、
左肩を脱臼する勢いでペンを走らせることもあるとか?
また昨年放送された、
【漫勉】の浦沢先生ご本人の回でも、
頭の中にイメージしていることを原稿用紙にそっくりそのまま描くということはほぼ奇跡で、技術ではないような感じがする。なので奇跡が起きるのを待っている。
ということをおっしゃっていたので、
きっとその奇跡=漫画の神サマが舞い降りたときは、
一瞬たりとも逃さないという、
執念にも似た渾身の力で描いているのでしょうね。
(【浦沢直樹の漫勉】ワンシーンより)
技術も情熱もこれでもか!
という程に詰め込まれた浦沢作品。
そりゃ日本のみならず世界中で支持されるわけだよ・・・
そう改めて思う筆者なのでした^^
さて、
浦沢作品は世界中で読まれているのですが、
こうなるとついつい気になってしまうのが、
先生の年収です。
一体どのくらいなのでしょうね・・・?
浦沢直樹の年収は?
さて気になる、
浦沢直樹先生の年収ですが。
調べてみたところ、
【MONSTER】が累計売上2000万部以上、
【20世紀少年】が累計売上3600万部。
印税は本の定価の10%ということなので、
1冊50円と仮定して、
2000万×50=10億、
3600万×50=18億、
10億+18億=28億
・・・にじゅうはちおくえん??(ひえぇぇええ)
数ある浦沢作品のうちの2作品だけでこの金額!
更に調べたところ、
2016年時点で浦沢直樹先生の全コミック累計売上が、
1億部を突破したとのことでして、
えーと、
1億×50=50億円!?
・・・少し違う角度から見てみましょう。
浦沢先生のお宅は調べたところによると、
閑静な高級住宅街にある3~4階建ての、
シックで立派な建物だそうです!
ちなみに、
浦沢先生がお住まいの周辺の坪単価は約337万円。
そして土地も、
100坪は確実にあるらしいので、
そう予測して計算したところ、
337万×100=3億3.700万円!
土地だけでこんな金額になってしまいますw
(あくまで予測ですが^^;)
これに立派なお宅=上物の金額がプラスされるワケです・・・
そりゃもう、
ちょっとやそっとの年収じゃ絶対に手が届かないです。
ただただ凄いです。
浦沢作品MYBESTキャラクター
ところで筆者は、
浦沢直樹先生が描かれる男性キャラクターの、
繊細な表情が大好きです!!!
決してただのイケメンではなく、
いや・・・どちらかというと、
世にいうイケメンとは軽く反対方向にいっている(笑)、
顔立ちのキャラクターたち。
最初の頃は全然パッしないなぁと思っていても、
笑ったり、怒ったり、悩んだり、何かに立ち向かったり、
なんとも言い表せないような複雑な横顔を見せたり・・・
そんな様々な表情を見ているうちに、
気が付くと『カッコいい!』だったり、
『可愛い!』だったり、
すっかり虜になってしまっているのですw
そこで筆者が特に好きな男性キャラクターを、
作品とともに3名挙げてみます♪
・ゲジヒト【PLUTO】
PLUTO (1) (ビッグコミックス)
ロボットでありながら時として、
人間以上に人間の温かみを感じさせるキャラクター。
ユーロポールの警部であり、
過去の紛争時にはテロリストの殲滅にあたっていた、
経歴的にも見た目的にも強面な彼ですが、
妻を見るとき、
そして子どもを眺めるときのその眼差しは、
限りなく穏やかで柔らかい。
そして、切ない。
彼の少し低体温な表情の移り変わりの数々は、
とても魅力的です。
・オッチョ【20世紀少年】
さっき『イケメンとは軽く反対方向~』とか言ったくせに!
と思われた方・・・すみません。
そうですね、オッチョは確かにイケメンです。
でも!イケメンの時期はあっという間に過ぎて、
ゴンゴン老けるし!
ヘアスタイルも斬新なことになるからね!!!(笑)
脱線しましたが、
悲しみや絶望の淵から自力で這い上がってきたからこその強さ。
自らの弱さを知ったからこそ得られた強さを持つオッチョは、
イケメンだろうと、
イケメンじゃなかろうと・・・髪型が斬新だろうと、
カッコいいのです。
20世紀少年完全版(1) (ビッグコミックススペシャル) [ 浦沢直樹 ]
ちなみにコチラは主人公のケンヂです!
・グリマーさん【MONSTER】
この作品でグリマーさんを知ってから軽く10年は過ぎているのですが、
今でも彼を思うと涙腺が緩みます。
壮絶な環境に居たにも関わらず、
彼はまっすぐであり続けた。
とてつもない精神力の持ち主だと思います。
終盤の名台詞「これが本当の~」には、
未だに同時期にMONSTERを読んでいた身内共々、
泣かされてしまいます。
強くて儚くて優しいグリマーさん、
好きです。
すみません(汗)
3名と書いておきながらなんですが、
あと1名、
どうしても挙げておきたいキャラクターがいます!
・平賀=キートン・太一【MASTERキートン】
とにかく好き!(笑)
この一言しかないですww
MASTERキートン (1) (ビッグコミックス)
あぁ・・・
読みたくなってきてしまったw
こうして浦沢作品を振り返ってみて、
ますます3月2日スタートの【漫勉】が待ち遠しくなりました。
早く観たいっ!
そして更に待ち遠しいのが、
昨年秋に発表された、
古巣スピリッツでの2017年新連載開始の情報!
今後の新情報を心待ちにしております♪
【浦沢直樹の漫勉】 出演した漫画家はコチラ♪