1980年代の漫画というと、
筆者も思い出に残る漫画が数多くあるのですが、
その中でも、
「80年代を代表する少女漫画」
といえば!?
【アイドルを探せ】を挙げる人も、
多いのではないでしょうか?
今回はこの作品を描かれた、
吉田まゆみ先生について調べてみたいと思います。
吉田まゆみ先生といえば、
1980年代を中心に活躍されてきましたが、
・・・言われてみると最近、
作品を見かけていない気がしますね?
現在はどうされているのか?
チェックしてみましょう♪
(主な内容)
|
吉田まゆみ プロフィール
(1991年「アトリエ訪問」より引用加工)
吉田まゆみ プロフィール | |
ペンネーム | 吉田まゆみ |
本名 | ― |
生年月日 | 1954年12月19日 |
血液型 | ― |
身長 | ― |
学歴 | ― |
出身 | 東京都世田谷区 |
デビュー作 | 朋の願いはいつ・・・ (1973年「少女フレンド」) |
主な作品 |
・・・他多数 |
友人 | 赤星たみこ |
※2017年9月現在
吉田まゆみ先生は、
東京都世田谷区のご出身、
ということですが、
確かに筆者が抱いている作品のイメージが、
都会的な雰囲気がある漫画ということからも、
なんとなく納得してしまいましたw
そんな吉田まゆみ先生ですが、
小学校の頃から漫画を描き始めていたそうですが、
「りぼん」や「週刊マーガレット」に投稿して、
なんと!賞を獲って小遣いを稼いでいた、
というエピソードがあるんです!?
新人漫画賞を獲ることは、
多くの漫画家志望がいる中で、
そう安易に獲れるものではないと思いますが、
小遣い稼ぎに漫画の投稿することが出来たというのは、
吉田まゆみ先生が漫画家として、
非凡な才能を持っていたからと言えるでしょう^^
そんな投稿時代を経て、
1973年に少女漫画家としてデビューした、
吉田まゆみ先生。
1970年代・80年代を代表する少女漫画家として、
活躍されるようになり、
代表作のひとつ【れもん白書】では、
1980年の第4回講談社漫画賞で少女部門を受賞しています!
れもん白書1巻【電子書籍】[ 吉田まゆみ ]
ちなみに筆者はこの当時・・・小学生で、
吉田まゆみ先生の漫画というと、
ちょっと大人びたイメージがありましたが、
大人になるにつれて改めて読んでみると、
その面白さがとても理解できるようになりました。
それではここで、
実際に筆者が買って読んだ、
吉田まゆみ先生の作品を紹介したいと思います。
筆者が読んだ吉田まゆみの作品を紹介
数多くある吉田まゆみ先生の作品で、
筆者が買って読んだ漫画が・・・コレでした!
【すずめとどんぐり】
すずめとどんぐり(1) (別冊フレンドコミックス)
この作品・・・
実はウィキペディアの作品紹介にもなかったので、
マニアックな作品なのかなって、
思ってしまいましたがww
単行本が3巻まで出ている、
連載された漫画となっています。
主人公・鈴奈は、
「ちゅんちゅん」とスズメのように騒がしい、
ということから、
みんなから「すずめ」と呼ばれています。
そんな鈴奈は子供が大好きで、
保母になることを夢見て、
保育園の学校に通うのですが・・・
当時はおそらく珍しいと思われていた、
保父さんを目指す男子学生と険悪になったり、
またしっかりものの同級生と上手くいかなかったりと、
鈴奈の保母への道はそう容易ではありません。
そして鈴奈は学校を卒業し、
無事に保母さんなるものの、
今度は子供と上手く接することができず、
悩みながら成長する・・・
ざっくりとこんな物語になっています。
この物語、
最初は鈴奈の夢オチから?始まりますが、
コメディーな冒頭部分から、
物語がどう展開していくのか?
まず気になってしまいます。
そして何よりも。
今だからよく分かりますが、
その時代に人気があったアイドルのことが描かれていて、
(ジュリーやピンクレディを見て家族で盛り上がるシーンが出てきます!)
時代の背景が作品の所々で見られます。
ここで筆者が特に印象に残っているシーンがあります。
勤める保育園で子供に嫌われてしまい、
その上母親たちにに叱られて落ち込む鈴奈が、
公衆電話から、
無意識に保育学院の同級生の男子「キリン」さんこと、
桐島に電話をかけます。
涙ながらに、
「きらわれちゃったの、子どもに」
と話す鈴奈にたいし、
「くよくよするなよ、すずめちゃんらしくないぜ」
とやさしく慰める桐島。
その後ふたり・・・
無言になり、
電話のコインが落ちる音だけが、
響くのですが。
この描写がね、
うん・・・!
時代の風景を良く表しているなと、
懐かしく見てしまいます。
(【すずめとどんぐり】3巻より)
スマホやケータイが主流の今となっては、
見かけることない光景だと思いますが、
青春時代、
固定電話や公衆電話しかなかった時代を過ごした筆者としては、
このシーンの様子がとても胸に響きます。
吉田まゆみ先生の作品は、
描かれた時代の流行を常に取り入れているので、
当時の女の子を中心に、
共感を得た作品が多かったことから、
人気があったと思うのですが、
その数多くある作品の中でも、
【アイドルを探せ】という作品は、
「80年代を代表する」少女漫画として、
当時大ヒットしており、
当然ながら、
実写映画にもなっていますが、
主演が菊池桃子さんという、
これまた大人気アイドルが抜擢されたことでも、
話題になっていたことを記憶しています。
アイドルを探せ(1) (Kissコミックス)
物語はチカこと、
藤谷知香子という女子短大生が主人公ですが、
この頃ちょうどバブル期にあたり、
「女子大生ブーム」という現象が起きていた時期でもあるんです。
当時・・・筆者は正直なところ、
最初はこのバブルの雰囲気が苦手でww
読むのに抵抗があったんですが(苦笑)
読んでみると、
恋の話の展開が気になってしまい、
チカのフラフラさにイラつきながらも、
ついハマって読んでしまったことを、
覚えています^^;
そんな中、
どちらかと言うと地味だった筆者は、
モテキャラで女子大生を満喫していた、
主人公・チカより、
見た目地味で、
漫画家志望の友人「カンロちゃん」こと、
甘露寺恵の方が共感しましたねー!
このカンロちゃん、
ラガーマンの恋人ができて、
同棲しちゃうんですがw
なんか応援したくなるキャラなんですよ。
ちなみに余談ですが。
「メガネかけていて地味なキャラ」のカンロちゃん。
彼女メインの話を読むと、
松任谷由実さんの「フォーカス」という曲が、
いつもかぶってしまいます♪
(興味あるかたはぜひ探して聴いてみてくださいね)
さてこの作品ですが、
バブル期の様子を描いている、
ということで、
当時のファッションや流行を、
漫画の随所で見ることができるので、
今読むときっと、
その当時を過ごしてきた人にとっては懐かしく思え、
また当時を知らない世代に人にとっては、
逆に新鮮に思えるのではないでしょうか?
そしてこの作品。
筆者もすっかり忘れていましたがw
実は続編があったんですね〜
それがこの、
【夜をぶっとばせ】
夜をぶっとばせ 平成版「アイドルを探せ」1巻【電子書籍】[ 吉田まゆみ ]
【アイドルを探せ】が昭和の終わりだとしたら、
こちらの【夜をぶっとばせ】は平成の始まり!
主人公チカが短大を卒業し、
OLになり4年経った時の話ということで、
【アイドルを探せ】のその後が描かれています。
あ〜懐かしいですねぇ!
イッキ読したいです☆
そんな世の中の時代背景を上手く作品に取り入れて、
共感を得てきた吉田まゆみ先生。
2000年代に入り、
いくつか作品を発表されていましたが。
現在は漫画家として活動されているのか?
とても気になります・・・
吉田まゆみの今現在は?
結婚はしてるの?
数かすのヒット作品を出して、
1980年代を中心に、
「漫画好きの女子ならその名前は絶対に聞いたことがあるはず!」
とも言える存在だった、
吉田まゆみ先生。
最近の作品を調べたところ、
2008年に出された原作付きの作品、
【眠れぬ真珠】以降は、
作品の発表が特に見られないようです。
眠れぬ真珠(1)【電子書籍】[ 吉田まゆみ ]
そこで現在の様子など調べてみましたが、
残念ながら情報が全く見つかりませんでした。
ついでに、
ご結婚されているのかも調べてみましたところ、
一部情報では、
「子供がいる」という話を見かけましたが、
夫や子供の詳細などと言った詳しい情報も、
見つかりませんでした。
もしかしたら、
今は漫画家としての活動はお休みして、
家庭に入って子育てなどに専念されているのかも、
しれませんね?
現在漫画家としての活動が見られないのは、
とても残念ですが・・・
これまで描かれた作品は、
この先ずっと残っていきます。
今までの作品を読み返して
その時代を懐かしむのと同時に、
吉田まゆみ先生が、
もし今の時代のことを漫画にするとしたら、
どんな作品が生まれるのか?
とても興味があります。
いつか新作が読める日が来ることを、
心待ちにしたいと思います。
https://www.instagram.com/p/BuDH4dln6rI/?igshid=16ugraclwezvz
私もバブル以前の作品が好きでした。
インスタで今年のお写真を見つけました。昨年、チューリップの上田雅利さんのライブにいらしてステージ上から有名な漫画家の先生と紹介され、以来 上田さんのライブに毎回いらしてるそうです。
藤谷さん。
返信が遅くなり申し訳ありません。
コメントとそして情報をありがとうございます!
先生のお元気な姿が見れて良かったです。
最近は先生の漫画を見かける機会が少ないですが、
昔の作品は本当に名作!久しぶりに読みたいものです^^
51のオジサンです。
「アイドルを探せ」実は当時、1卷~10卷、そして番外編も全て買い揃えて何度も読んでました。
当時、地方から出てきて、チカと同じく東京で大学生していました。そんな折、PopeyeだったかHotdogだったか雑誌で「女の子の気持ちが知りたければ読め」と紹介されていたのが、「アイドルを探せ」だったのです。以来ハマってワクワクして読んでました。友人の男の子たちにも人気の漫画でした。
岩田君の実家という設定の上諏訪にも行ったりしましたね。あの頃のことを思い出すと当時の彼女のことも思い出し切なくなりますね。
今は地方の実家で妻子と生活していますが、「アイドルを探せ」とともにオーバーラップするようにリアル体験した東京での学生生活は私の大切な宝です。
ヒロさん。
返信が遅くなり申し訳ございません!
ステキな思い出話をありがとうございます(*^^*)
昔読んだ漫画を読むと、その時の思い出が蘇ってきますよね。
私が「アイドルを探せ」を初めて読んだときはまだ高校生でしたが、
大学生ってこんな感じなのかなってワクワクしながら読んでいましたね^^
これからも「大切な宝」を大事にされてくださいね!
もうずいぶん昔ですが大好きだった懐かしい絵がありますが、どんなタイトルの漫画だったのか思い出せません。とってもかわいいタッチの絵で、屋根裏部屋みたいな部屋に、パッチワークのベッドカバーだったり、とにかくほんわか暖かくなる絵だったんです。 どうか教えてください♫・*:..。*:..。♫* よろしくお願いします
ある言葉だけが頭に残っています [葉桜のカサカサいう音だけが…聞こえてくるのでしょう]みたいな…なんというコミックでしたか??? わかれば教えてください
JOYさん。コメントありがとうございます。
かわいいタッチの絵・・・というと、
昔の作家先生の作品だと大島弓子先生とかそのあたり?
なのでしょうか?
ちょっと記憶がないのですが^^;
もし情報が見つかりましたらまたお知らせしますね!
お力になれず申し訳ございません。
吉田まゆみ先生、大好きでした。れもん白書以降全部読みました。洗練された太い線で、少女漫画家の中でも特に上手かったと思います。先生が書く字も好きでマネしました。先生がお好きだというくらもちふさこさんの漫画もマネして読みました。先生のセンスが好きでした。