近年ゴミの分別が細かくなってものを捨てるのにも、
非常に気を遣うようになったと思いませんか?
ゴミの出し方や回収といったゴミにまつわる問題は、
人間が生きていくうえで切り離すことはできない最も身近な環境問題です。
そんな身近な度見問題は地球上だけでなく、
宇宙でも問題になっているんです。
宇宙のゴミまたの名をスペースデブリを回収する、
宇宙のゴミ回収屋さんを描いたSF作品【プラネテス】を皆さん知っていますか?
ちょっぴり社会派で将来宇宙で働く職業として、
これから多くの人材を求められるであろう、
宇宙のゴミ回収屋さんをテーマに描いた作品なんです。
今回は【プラネテス】の作者、
幸村誠先生を紹介しようと思います。
幸村誠先生といったら【プラネテス】の他に、
2018年現在連載中の海賊漫画【ヴィンランド・サガ】も非常に人気があるんです。
同じ海賊を扱う作品として【ONE PIECE】とよく比較されることもあるだけに、
ネット掲示板では幸村誠先生を「天才」と称する人も少なくありません。
そんな幸村誠先生のおススメ作品や顔、
結婚されているのかなど調べてみたので、
一緒にチェックしてみましょう♪
(主な内容)
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幸村誠 プロフィール
幸村誠 プロフィール | |
ペンネーム | 幸村誠 (ゆきむらまこと) |
本名 | ― |
生年月日 | 1976年5月8日 |
血液型 | B型 |
身長 | ― |
学歴 | 多摩美術大学美術学部 中退 |
出身 | 神奈川県横浜市 |
デビュー作 | プラネテス (1999年「モーニング」) |
主な作品 | ≪連載作品≫
≪読み切り作品≫
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受賞歴 | 【プラネテス】
【ヴィンランド・サガ】
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師匠 | 守村大 |
※2018年2月現在
幸村誠先生のプロフィールを見てまず気になったのが、
20年間漫画家として生活しているにしては、
発表している作品が数が他の漫画家に比べて少ないのです。
それはヒットしている作品を長期間描き続けているからという理由と、
そもそも作品数が少ない、
この2つの理由が幸村誠先生の場合は当てはまります。
連載作品はデビュー作の【プラネテス】と、
現在連載中の海賊漫画【ヴィンランド・サガ】だけで、
趣の異なるこの2作とも見事にヒットして熱狂的な読者がいるということから、
幸村誠先生の「天才」としての片鱗が見えるようです。
しかし漫画の天才にも思える幸村誠先生でも欠点があるんです。
その欠点というのが、遅筆なんです。
【ヴィンランド・サガ】はこの遅筆の影響もあり、
連載当初は「週刊少年マガジン」に掲載されていたのですが、
遅筆の為掲載ペースに間に合わせることが困難を極めたことで、
編集との話し合いの結果、
月刊紙の「アフタヌーン」に移籍しての連載になったという経緯があります。
月刊のペースは幸村誠先生の執筆ペースにもあっていたようで、
移籍以降はペースも安定しているようです。
遅筆の為「作業中はピリついているのでは?」と想像してしまいますが、
締め切りを気にして焦りはあるものの、
そこまでピリピリはしていないようです。
その秘訣となっているのが、
作業場で流しているラジオの録音音源にあるそうです。
録音してまで聞くなんて、
どんなラジオの番組を聞いているのか気になりますよね?
その番組とは、
TBSラジオのJUNK「伊集院光の深夜の馬鹿力」だそうです。
筆者も好きな番組なので非常に親近感を覚えてしまいました^^
ただ幸村誠先生は1996年の分から録音を続けているようで、
約20年分・・・回数にして1000回分もの録音した音源を聞きながら、
原稿を書いているといいます。
筆者もリスナ―なだけにクセになる面白さがあるのはわかりますが、
作業中に聞き続けるのは個人的には避けたい気もします^^;
幸村誠の嫁や子供は?
JUNKのヘビーリスナーの幸村誠先生が結婚しているのか気になりますよね?
調べてみたところ、
すでに結婚していて3児の父なんです。
幸村誠先生のTwitterを見ていると、
非常に家族思いで家族サービスでよく釣りに行っている報告が多いのが特徴的です。
趣味が釣りなんでしょうね!
クーラーボックスいっぱいの大量のイワシや、
大きな鯛といった釣果の報告が頻繁にTwitterに挙げられていることから、
釣りも上手なことが窺えますね。
釣った魚は自分で捌いて家族で食べるんだそうです。
家族思いなエピソードを聞くと、
幸村誠先生自身がまさに【ヴィンランド・サガ】のトールズのように、
優しく強い父親に思えてきちゃいますね!
幸村誠、おススメの作品
ここからは幸村誠先生のおススメ作品を紹介していこうと思います。
まずひとつ目のおススメ作品は【プラネテス】です。
プラネテス1巻【電子書籍】[ 幸村誠 ]
本作はスペースデブリと呼ばれる宇宙空間に漂う無数のゴミを拾って処理する、
宇宙のゴミ清掃員の日常を描いた作品です。
地上のゴミ清掃のお仕事ですら大変なのに、
宇宙空間でのゴミ清掃なんて危険と隣合わせのお仕事なんですよ。
本作はただ宇宙で仕事をするカッコよさを描いた作品ではなく、
カッコよさはあるけどどちらかというと、
泥臭くて宇宙空間で生きていくことの困難さと、
人との繋がりを描いた作品です。
本作はとにかく読んで欲しいですね!
読まないと良さがわからないと思うので、
ぜひ手に取ってみてください。
個人的におススメのエピソードは、
4巻に収録されている自称レティクル星人の変わり者・男爵が、
他人と仲良くなりたいけどどう接すればよいかがわからずに悩む、
というエピソードが気になりました。
もうひとつお気に入りのエピソードがあって、
それも4巻に収録されているフィーという女性キャラの幼少期のエピソードで、
吃音症のため他人と関わることを避けているフィーの叔父さんが、
周囲の人々から疎外されて社会的に抹殺されて、
人として生きていくことができなくなって森へと消えていく、
という悲しいエピソードがあります。
この2つのエピソードともに、
対人コミュニケーションをテーマにしています。
一方は人から馬鹿にされても認めてくれる人を見つけて、
自分から積極的に関わっていきます。
もう一方は他人の眼を気にするあまり他人との接触を避けて、
最終的には社会に適合できずに一人で生きていくことを余儀なくされます。
非常に考えさせられるエピソードなので、
是非読んでみてほしいですね。
もちろん他のエピソードでは、
スペースデブリの問題や恋愛エピソードに目標に向かって努力するといった、
エピソードまで幅広く楽しめますよ。
ふたつ目のおススメ作品は【ヴィンランド・サガ】です。
ヴィンランド・サガ1巻【電子書籍】[ 幸村誠 ]
本作は北欧から海を渡って襲撃と略奪を行う、
ヴァイキングの屈強な男たちを描いた作品です。
特殊能力に頼った戦いが醍醐味の【ONE PIECE】とはまた違った、
面白みのある作品で、
腕が伸びたり炎が出たりはしないので(笑)、
血なまぐさい肉体のぶつかり合いが魅力のひとつでもあります。
何よりも登場する屈強な男たちが、
それぞれの信念を持って戦いに臨むその描写が何よりもカッコいいんです。
主人公のトルフィンが父を殺されて父の仇に随行して戦い方を仕込まれたり、
父の仇が自分以外の人間に殺されたことで生きる気力をなくして、
奴隷身分に身を落とすといった波乱万丈な人生も見どころです。
非常に男臭い作品なだけに女性から敬遠されがちに思える本作ですが、
トルフィンの一本筋の通った狭気や、
アシェラッドの目的のためには手段を択ばない冷酷な一面と狡猾ながらも、
カリスマ性に惹かれる女性読者も多いんですよ!
逞しい本物の男が見たい人は本作を読んでみてください!
長くなりましたが、
幸村誠先生と発表作品に少しでも興味を持ってもらえたでしょうか?
家族思いで釣り好きにして、
伊集院さんのラジオのヘビーリスナーという顔を持つ天才漫画家。
遅筆なだけに締め切りに迫られて作品の質を落とさずに、
【ヴィンランド・サガ】を最後まで書き切ってくれることを個人的に願います。
これからも同じリスナーとして幸村誠先生を応援して行こうと思います。